RDS-1

世界で最も多く水爆を含む核兵器を保有しているロシアが旧ソ連で開発された原子爆弾『RDS-1』の内部構造を今後公開する計画があると中国メディアが報じています。

環球網によるとロシアの衛星通信社が今月26日に伝えた内容として、前日の25日にモスクワで開催されたArmy-2019という国際軍事技術フォーラムにてロシア国立原子力グループが最近ソビエト初の原子爆弾となったRDS-1の内部構造を明らかにする内容を発表したと報じています。

俄罗斯将首次公开苏联首颗原子弹内部构造 _军事_环球网

1949年8月29日はソ連初の原子爆弾RDS-1のテストが行われた日で今年70週年を迎えることに合わたものでロシア核センターと全ロシア実験物理学研究所に展示される予定とのことです。



WikipediaによるとRDS-1は1949年8月29日午前7時にソ連で行われた初の核実験で現在はカザフスタンにあるセミパラチンスク核実験場で実施されました。核実験は地上37mの鉄塔の上で爆発させるという方法がとられました。

RDS-1は長崎に投下されたファットマンと同型でありスパイやマンハッタン計画に参加していた学者らから直接もたらされた情報を元に開発されたものになります。その1人マンハッタン計画に参加していた科学者のテッド・ホールは「アメリカが核兵器を独占することに危機感を覚え各国が共有することで平和が保たれると判断した」などと語っているとしています。