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気象庁は今月2日、今後数日間の大雨に関する異例の臨時記者会見を開き3日早朝から4日にかけ災害レベルの大雨となる可能性があるとして自分の命を守るため早めの避難を呼びかけました。

気象庁予報課の主任予報官は本日2日、臨時の記者会見を開きあす3日から4日に九州を中心に災害レベルの大雨となる可能性があるとし、低い土地の浸水や川の増水や氾濫にも厳重に警戒してほしいと呼びかけています。また予報官は「避難勧告などに従って自分の命、大切な人の命を守るために早め早めの避難・安全確保をお願いしたい」という趣旨の説明を行っています。

気象庁 Japan Meteorological Agency
梅雨前線による大雨の見通し

具体的に雨の降り出しについては現在の予想で7月3日早朝でこれが昼前から4日にかけて続く予想がでています。また4日以降も雨が降り続け6日頃にかけては九州以外の四国や本州の広い範囲でも大雨の恐れがあるとのことです。

気象庁の臨時記者会見は明日午前にも開かれ最新の大雨の状況や今後の予想も発表される予定です。

予想されている大雨については気象庁は繰り返して「自らの命は自らが守らなければならない状況が迫ってきていることを認識し早めの避難を行ってほしい」という趣旨の説明を繰り返しています。場合によっては昨年の西日本豪雨以上の雨量が降る可能性もあるとしており、現時点で年間雨量の1/6に達する雨が降っている九州南部地域ではさらなる警戒が必要です。

またこのような地域の山間部では山体の表層が崩れる『表層崩壊』という土砂崩れではなく、山体の固い岩盤が崩壊する『深層崩壊』というより大規模な土砂崩れが発生する可能性も指摘されており、特に山間部にお住まいの方は速やかな避難を行う必要があると考えられます。