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世界で生産される量の9割が日本が締めていると呼ばれる先端材料『フッ化水素』。これに関して今後韓国への輸出は2003年時点に戻り、輸出には個別の許可が必要となることになったのですが、現在韓国内には2~3ヶ月程度在庫が残っているとされ今後電子製品の製造に影響がでてくる可能性があると報じられています。

韓国メディアSBSによると、日本から韓国に対して輸出されているフッ化ポリイミド、レジスト、そしてフッ化水素に関して3品目の国内在庫は2~3ヶ月分程度あるものの安心できるような量ではないという記事を掲載しています。

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記事によると、この手の先端材料は韓国の国産企業も製造しているほか、アメリカでも製造しているもののもののその量は少なく日本から輸入している量を置き換えることは事実上困難だとしています。

日本政府は先日韓国を輸出優遇国、いわゆるホワイト国から切り離し日本から簡素化されている輸出されるフッ化水素などの3つの戦略物資に関して個別審査を行い輸出されることになりました。この審査には90日ほどかかるとされているものの、実際にどのような手順で進められるのかは未知数だといいます。

具体的にどのような影響がでるのかについてはフッ化水素については韓国の輸入量のうち日本が45%とおよそ半数なのですが、フッ化水素にも『質』が存在しており高品質のフッ化水素についてはサムスン電子やSKハイニックスで製造されている高品質製品では全て日本製のフッ化水素が用いられているとしています。
またサムスン電子の折り畳めるスマホの画面に使用されている液晶部分のフィルムも今回規制が強化されたものから作られているらしく100%日本製のものが輸入する予定だったとしています。
したがって、韓国が得意とする有機ELパネルやスマホ製品、またスマホ内部に使用されている様々な電子パーツそのものが製造することができなくなる可能性があると指摘しています。

韓国は世界のメモリー半導体分野の生産量は50%に達しているとのことで、今後も締め付けが強化されるようであれば今年の年末にかけて電子製品の価格が高騰するなど影響が出てくる可能性が考えられます。