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先日フジテレビが入手したという資料で「韓国で密輸された摘発された回数が156回あった」などと報じたことを受け、韓国の中央日報は「資料は国会にも提出されているもので不正で輸出規制強化の理由にはならない」などと説明しています。

韓国メディア中央日報によると、日本政府が韓国に対してフッ化水素などの戦略物資について2004年レベルの輸出規制に再設定したことに対して、これら材料が韓国から第三国、特に北朝鮮などテロ支援国家に指定されならず者国家と呼ばれていた国にも輸出されている可能性があるという指摘されています。
これに対して韓国政府は「不正があるという証拠を出せ」という態度を示しているのですが、先日フジテレビは過去4年間実際にフッ化水素などが韓国から外国に不正輸出されていたことを証明する資料を入手したと報じました。具体的には「戦略物資の輸送で過去4年間で156回の摘発が行われた」という韓国政府が作成したリストと説明された資料です。

これに関して中央日報によると、フジテレビがではUN安全保障理事会の古川勝久という人物が「大量破壊兵器関連の輸出規則違反事例が多くあるのに韓国政府がこれまで公開していないことに驚いた」「このような情報を見るとホワイト国として扱うのは難しい」とコメントしたと報じたとしています。

화이트 국가서 한국 빼려는 일본…'밀반출 문건' 억지 연결 - 중앙일보

しかし中央日報によるとフジテレビが入手した資料は『戦略物資無許可輸出摘発状況』という韓国で報じられた内容をそのまま引用したものを伝えているとし、産業通商資源部は「年次報告書を通じて戦略物資無許可輸出摘発と措置の現状は毎年公開しているもので、国政監査などを通じてその詳細を国会に提出している」と説明。その上で「戦略物資の輸出管理制度が効果的かつ透明的に運営されている証拠だ」という趣旨の反論をしています。またアメリカや日本からもこの手の戦略物資が海外に密輸されるケースあるとしており、日本は韓国とは違い摘発した事例を一部しか公開していないとしています。

また産業部の関係者によると「資料は国際社会に報告済みの内容であり特に(韓国から)北朝鮮に戦略物資が密輸された証拠はない」「日本がこれを問題視するのは道理にあわない」などと主張しているとのことです。

最後に中央日報は「フジテレビは極右指向を帯びた産経新聞系列の放送会社で、7月1日に日本政府が報復措置を公式発表する前の30日この内容を先立って報道した」などと書き綴っています。


中央日報の記事から判断するとこの資料は韓国の政治家らは当たり前のように知っているものであり、国際社会でも共有されている情報であるため関係者であれば誰もが知っているものということになります。
その上で韓国から海外にフッ化水素等の戦略物資が不正輸出が行われていたという実態があるということを認めたことになるのですが、仮に当該素材が北朝鮮に渡っていないとしても信頼のない国に対し問題行為が何年も続けられているという現状を鑑みた場合、締め付けを強化するというのは輸出国として当然の権利であり義務といえます。

古川勝久氏は国連安保理北朝鮮制裁委員会のパネル委員を務めたことがある人物で専門的知識は高いと考えられるのですが、彼によるとこの資料については「資料には密輸を行った企業などは記載されていない」とのことで不明瞭な部分があるとしています。加えて韓国から密輸されていたのは遠心分離機といったウランの濃縮に必要なものまで含まれており、このような戦略物資はイランやシリアといった国家にも密輸されていたとしています。

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