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韓国の複数メディアによると、韓国大統領直属の機関の一つである国家情報院は北朝鮮産石炭の密輸に関わったとされる船舶(ベリーズ船籍)が最近まで日本の港を出入りしていたという内容を発表していると報じられています。この情報は入港していたというものだけで、違反行為の有無については一切確認されていません。

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韓国メディア『連合ニュース』によると今月16日、国家情報院の全体会議で「船舶提供サイトなどを確認した結果、シャイニングリッチ号などの船舶が日本の港に入港した」などと会議の場で明らかにしたと報じています。

[2보] 국정원 "北밀수 화물선 日항구 입항…日 적절조치 취하지 않아" | 연합뉴스

この船舶は韓国が国連による対北制裁決議に違反しているとして韓国で過去に摘発されたことがあるという船舶だ」としており「私達が日本に政府に決議違反の疑いがある船舶であることを通達したにも関わらず、日本は適切な措置をとらず国内法の不備を理由に入出港を許可し続けている」とのことです。また「このような対応はアメリカでは勾留などの措置をとっていることと比較すると消極的対応だ」とも答えています。

問題はこの情報となるデータが一般の船舶提供サイトで、かつ違法行為の有無は韓国側は一切把握できていないことです。まずこの手の船舶が本当に日本に入港しているのかという点については、米メディアNBCは2018年12月に「ロシアの港で積み下ろしした北朝鮮産の石炭を韓国に運ぶなど数回におよび韓国に入港していたことがあるパナマ船籍の『スカイエンジェル号』および『スカイレディ号』の2隻が最近日本の港に入港していた」という内容を報じていたことがあります。
したがって、北朝鮮関連の天然資源を扱っていたと考えられる貨物船や輸送船が違反の有無は別として日本に入港していたことはほぼ間違いないと考えられます。



国家情報院が指摘しているシャイニングリッチ号については2018年8月3日に日本製鉄鋼製品を積んで韓国の平沢(ピョンテク)港に入港したことが確認され、国連安保理決議により立入検査が実施されています。しかし制裁決議に違反する物資が確認されず勾留などの措置はとられず平沢を後にしています。
また日本経済新聞によるとシャイニングリッチ号など過去に韓国政府が立入検査したことがある船舶が2016年以降少なくとも25回日本の港に寄港しているという内容を報じいます。これに対して海上保安庁が立入検査を実施したものの違反する物資などは見つからなかったとし韓国と同じように勾留などの措置はとられていなかったとのことです。

したがって今回の国家情報院の発言というのは「日本とは異なり韓国政府は摘発している」、「違反しているのは日本だ」ということをただ国内と世界に向けて言いたいだけであり、最近のフッ化水素の韓国への輸出問題について「韓国よりも日本の方が不正をしている」ということを構図を作りたいだけの主張です。

また重要なのは国家情報院の発表は日本の港にそのような船が入港しているという内容のみであり不正が行われているという内容ではないということです。

ちなみに韓国では北朝鮮の天然資源を違法に取引し韓国国内に搬入したとして韓国の49歳の輸入業者代表及び、共犯者として2人が今年3月に書類送検されており制裁決議違反の実績があります。
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