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信号が青であったとしても前方が渋滞していた場合、交差点内への侵入は禁止されています。実は韓国の道路交通法でも禁止されている行為なのですが、無理やり侵入するという違反行為が相次いでいるとしています。そこで当局は摘発する専用のカメラを設置することになったと報じられています。

韓国メディア聯合ニュースによると、韓国中部に位置する大田屯山警察署は交通渋滞の主犯であり事故を抑止するという理由から今月17日、無人カメラを交差点に設置し取り締まりを開始したと報じています。

"교차로 꼬리물기 이제는 그만" 무인 단속장비 도입 | 연합뉴스

いったい何を取り締まっているのか。記事によると、日本の道路交通法第50条『交差点等進入禁止違反』を取り締まる専用のカメラです。日本のドライバーの方であれば全員が知っているように交差点において例え前方の信号が青であったとしても渋滞するなどして交差点内で停車する恐れがあった場合は交差点の手前で停止してなければならないというものです。

▼無理に交差点に侵入したことで交通を妨げている例
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韓国にも同様の法律があるものの、守られていない場合があるとしており結果的に慢性的な交通渋滞が引き起こされている交差点があるとしています。今回取り締り用のカメラが設置されたのもそのような交差点で、周囲には大型デパートなどが密集していることで法律を無視した交差点進入が繰り返されているとのこと。

警察関係者によると「渋滞時の交差点内侵入は他の車の交通を妨げ交通渋滞を誘発させる主な原因だ」とし「ドライバーを常習的に取り締まることで警戒心を与え道路交通法の厳守を定着させたい」と話しています。

日本国内でも普段から交通量の多い交差点では無理に交差点に進入したことで通行が妨げられたことでクラクションを鳴らされるドライバーというのを目にすることがあります。この手の違反で摘発されたドライバーというのは見たことはないのですが、一般道での渋滞の原因となる交差点等進入禁止違反については今一度認識を改めたいところです。