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中国が本格的な宇宙ステーションの運用する目的で打ち上げられた事実上の試験機となる小型宇宙ステーション『天宮2号』に関して今月19日大気圏に再突入し運用が終了しました。中国側は大気圏に再突入する天宮2号のの様子を公開しました。

今月19日ひっそりとその任務を終えたのは2016年9月に打ち上げられた天宮2号という中国の小型宇宙ステーションです。天宮2号はチリ、ニュージーランド、南極の沖合にある『ポイント・ネモ』というほとんど人がいないような海域まで制御し落下させることに成功しました。



こちらが大気圏に再突入した天宮2号の映像です。この手の映像は非常に珍しく、その多くはスペースXの『ロケット』に搭載されたような映像がほとんどとなっており、『モジュール』に搭載された映像が公開されるというのは非常に稀です。映像では大気圏に突入したことで発生したプラズマのようなものが確認することができます。

中国の宇宙ステーション保有計画

中国は独自運用する宇宙ステーション『天宮』の開発・製造を進めており最初のモジュールは2020年頃より打ち上げが開始。2022年までに完成を目指し以降10年間の運用を目指しています。この天宮の前段階として運用されたのがこの天宮2号および1号です。

中国初の事実上の宇宙ステーションとなった天宮1号では2011年9月に打ち上げが行われ、その後物資補給船『神舟』の自動ドッキング技術や実際に宇宙飛行士が乗り込み短期滞在の飛行を行っていました。2016年には天宮2号(天宮1号の予備機を改良したもの)が打ち上げられました。天宮2号には10mのロボットアームが搭載されるなど宇宙実験室として運用が可能なものとなっており、最長で1ヶ月ほどの滞在が可能な仕様になっていたとされています。

▼天宮宇宙ステーション。軸上に手前から無人補給船『天舟』、コアモジュール『天和』、有人宇宙船『神舟』。左右に飛び出しているものが実験モジュール。
天宮宇宙ステーション_3

1号2号の研究をもって試験は終了となり、今後旧ソ連のミールサイズの宇宙ステーション『天宮』が打ち上げられることになります。天宮宇宙ステーションは全長16.6m、最大直径4.2mのコアモジュール「天和」、そして2つの実験モジュール「問天」「巡天」をTの字形状で接続します。

中国側の発表によるとこの宇宙ステーションは国連加盟国が申請を行えばどの国でも利用できるよう開放していくとしており、研究機関や大学、企業を含む公的および民間機関にステーション内部または船外での実験環境を提供するとしています。

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