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海外メディアによると、韓国のキリスト教系カルト教団『グレースロード教会(Grace Road Church)』の指導者申玉珠被告に対して、信者らに対して強制労働及び暴行するなどしていたことについて、禁錮6年が科せられたと報じられています。

台湾の『風傳媒』によると、2014年に「朝鮮半島で飢餓が発生する」などと意味不明なことを主張し400人あまりの信者をつれフィジーに移住したものの、その後現地で無償の強制労働を行わせたほか、悪魔祓いなどと称し信者を殴る行為を行っていたカルト教団の指導者申玉珠が韓国の裁判所で懲役6年の禁固刑が言い渡されたと報じています。

把400信徒當奴工、逼迫互賞巴掌祝禱 南韓恐怖女牧師被判坐牢6年-風傳媒

記事によると、2014年に信者らとフィジーに移住した際にカルト教団グレースロード教会側は信者のパスポートを一方的に没収し帰国ができないようにしていたとし、その上で午前7時から午後6時まで信者らを無償で労働させていたといいます。また指導者申玉珠は日常的に悪魔祓いなどと主張し信者に対して暴行をしていたほか、髪を切り落とすなどの行為をしていたといいます。

グレースロード教会の指導者申玉珠を含む幹部3人については昨年7月に韓国に帰国したところ仁川空港で直ちに逮捕。今年7月29日、韓国の水原地方裁判所は申玉珠に対し暴力・児童虐待および詐欺罪の罪で懲役6年を言い渡していたとのことです。

この教団についてはフィジー国内ではGR Groupという企業を設立しレストランを経営していたほか、大統領邸などの建築契約を結びなとフィジーの首相から勲章が授与されていたことがあったとのこと。今回の裁判結果に関してフィジーから脱出することができた元信者も6年では軽すぎるとして批判しているとのこと。また申玉珠が提訴されるのは今回が初めてではなく、2017年には27歳の信者を感覚障害として拘束、儀式治療などを行った結果、身体を切断することになったらしく600万ドル相当の補償が必要とされていたとのことです。

記事を読む限りでは400人いた信者はその後どうなったのかは記載されておずら、このようなひどい環境に晒されているにも関わらず400人が教団に対して抗議するなど誰も行動に出ようとしなかったのかは明らかになっていません。