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北朝鮮が今月10日に発射した弾道ミサイルに関して、飛行特性などから北朝鮮版イスカンデルとではないかとしていた飛翔体に関して、北朝鮮メディアの発表によるとこれまで公開されたことが無い全く新しい兵器であることが明らかになりました。

韓国複数メディアによると、今月11日付けの北朝鮮国営『北朝鮮中央テレビ』は北朝鮮の金正恩委員長が10日新兵器の試験発射を現地指導したなどと写真付きで公開したと報じています。10日に発射された弾道ミサイルについて韓国軍合同参謀本部は飛行特性などからこれまでも多く発射していた北朝鮮版イスカンデルと発表していたものの、公開された映像や写真からは全く新しい兵器が試験されていたことが明らかになりました。

北, 신형 지대지 전술미사일 개발한듯…2개 발사관 TEL 공개 | 연합뉴스

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こちらが北朝鮮東部の咸興から発射された新型の弾道ミサイルとその車両です。このように北朝鮮版イスカンデル(KN-23)とはミサイルの形状も異なれば運搬する車両も異なっています

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韓国軍によると今回発射された新型弾道ミサイルについては観測結果から飛行距離は約400km、最大高度は48km、最大飛行速度はマッハ6.1だったとしています。

北朝鮮といえばどこかで見たことがある外国の兵器を模倣、もしくは何らかの方法で入手したものが運用されることが多いものの、この手のミサイルについては該当するようなものはなく完全にオリジナルである可能性があります。

▼MGM-140 ATACMS
MGM-140 ATACMS

ただ、ミサイルの形状そのものを見た場合はそうではなく実はロッキード・マーティン開発しアメリカ陸軍が運用しているMGM-140 ATACMSに似ています。MGM-140 ATACMSについては1991年に配備が始まっており湾岸戦争やイラク戦争、アフガニスタン戦争で実際に使用されています。この兵器は米軍以外にも韓国、ギリシャ、トルコ、アラブ首長国連邦の軍隊でも運用しています。

MGM-140 ATACMSの性能としては初期型のブロックIからIA、ブロックII、ブロックIVA と改良型が開発されており、2002年に配備された最新のブロックIVAバリアントの射程は300kmとなっています。

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なぜ北朝鮮は毎回2発発射するのかその意図も不明なのですが、いずれにしても正常な発射となっており新兵器に有りがちな失敗も報告されていません。従って、北朝鮮におけるミサイル技術については私達が想像している以上の技術力をもっている可能性があり、MGM-140 ATACMSに酷似していた件についてもアメリカや韓国ではこれまでとは違った衝撃が広がっているものと考えられます。

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