オリオン宇宙船 一次エンジン

NASAが今後運用する有人宇宙船オリオンに関して、これに搭載されている複数のエンジン燃焼試験が実施され試験は正常に終了したと報じられています。

Space.comによると、今月5日オリオン宇宙船のサービスモジュールに搭載されている推進システムの試験が実施され12分間の連続試験は正常に終了したと報じています。

The Rocket Engine for NASA's New Orion Spacecraft Just Aced a Critical Test (Video) | Space

オリオン宇宙船は宇宙飛行士が乗り込む円錐型のクルーモジュールと推進装置や生命維持装置などからなるサービスモジュールを接続した状態で打ち上げます。宇宙飛行士はクルーモジュールでのみ活動することができサービスモジュールには移動することはできません。重量はクルーモジュールが10.4トン、サービスモジュールが15.5トンあります。

サービスモジュールはNASAではなく欧州宇宙機関 (ESA)が開発を担当しているもので高さ4m、直径4.1mあります。エンジンは1次エンジンとして26.6kNを1基、二次エンジンは1基あたり490Nの推力のあるものを合計8つ搭載しています。またスラスターは合計24基搭載されています。



こちらが試験映像で、開始8秒まではスラスターの燃焼、11秒から22秒までが2次エンジン、23秒からは1次エンジンのダイジェストとなっています。

▼オリオン宇宙船(CG)
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正確な内容は不明なのですが、記事によるとオリオン宇宙船を月に向け打ち上げたものの中間極低温推進段階(ICPS)で正しい航路に投入出来なかった場合、ICPSから早期に離脱しサービスモジュールにに搭載されたエンジンを燃焼させ月軌道への代替ルートがとられることになるとしています。

今回の試験についてオリオン宇宙船のサービスモジュール担当者は「月軌道に投入し地球に帰還させるにはコースとプロット、エンジンの非常に高い精度が必要になる」としており、今回の成功を受けて来年に実施される月への打ち上げが一歩前進したことになります。

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