ドリームチェイサー

民間企業シエラ・ネバタ社(SNC)が開発しているスペースプレーン『ドリームチェイサー』に関して、打ち上げ機としてユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)の次期ロケット、ヴァルカンを選択したと報じられています。

Spacenews.comによるとデンバー郊外で開催した共同発表で2016年にNASAとの契約を結んだ商用補給サービスに関してシエラ・ネバタ社(以下SNC)はヴァルカンロケットを打ち上げ機として合計6回の補給ミッションを実施すると発表したと報じています。現在の予定としてはヴァルカンロケットの開発状況にも左右されるものの早ければ2021年にも国際宇宙ステーションへのミッションが実施される計画です。

Sierra Nevada Corp. selects ULA Vulcan for Dream Chaser missions - SpaceNews.com

▼貨物型ドリームチェイサー(カラーや機体デザインが現在とは若干異なる)


SNCが開発しているドリームチェイサーは元々は有人宇宙船として国際宇宙ステーションに宇宙飛行士を輸送するスペースプレーンとして開発が行われていました。しかしNASAはスペースXとボーイングの宇宙船を選択しドリームチェイサーは選択されませんでした。道を閉ざされた同社はドリームチェイサーを改造し無人補給船としてNASAと契約することに成功し現在に至ります。



ドリームチェイサーは船内(与圧部)、船外(非与圧)に貨物を搭載できるスペースを設けており一度に5.4トンの貨物を国際宇宙ステーションに送り届けることができます(日本のこうのとりことHTV-2は約6トン)。ドリームチェイサー最大の特徴は国際宇宙ステーションで研究された資料を持ち帰ることができることできその量は最大で3,175kg。機体はスペースプレーンであるため洋上に落下させるのではなく滑走路に着陸するため迅速な回収が行えます。また洋上に落下しないため衝撃が少なく研究された資料が傷みにくいという特徴もあるとされています。

SNCによると現在は無人補給船としてドリームチェイサーを運用するものの近い将来、有人版ドリームチェイサーの開発も行いたいとしており「バージョンチェンジにはそれほど時間はかからない」と説明しています。

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