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You Tuberの出現やネットでの映画やドラマ配信が行われるようになったことで慢性的に不足しているのはインターネットの帯域幅です。これにより動画が止まり止まり再生されるなど問題が生じているのですが、海外では動画を解析することでこれを抑止するというシステムが開発されたと報じられています。

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Youtubeなどでは既に4Kの動画が投稿・再生することができる一方で理論上はフルHDの実に4倍ものデータ容量のある4K動画を閲覧するには相当な帯域幅を必要とします。これは帯域幅とインターネット速度を水道と水道水で例えるのであれば複数の蛇口(複数の利用者)を開放(高画質の動画を再生すると)すれば水圧が下がる(接続速度が低下する)ということに似ています。

しかし、近年様々な端末で高画質の動画を再生できるようになったこともあり、特に夜間では帯域幅の問題からダウンロード速度が低下し動画が再生できないという問題が生じています。

これを解消するには一般的には帯域幅を広げる以外目立った方法はなかったのですが、マサチューセッツ工科大学(MIT)及び人工知能研究所(CSAIL)は個々の動画とプレイヤー(再生機)を最適化することで既存の帯域幅のまま動画再生をなめらかにする『Minerva』というシステムが開発されました。

動画を分析して必要な帯域幅を調整し視聴品質を最適化する「Minerva」システムをMITが開発 - GIGAZINE

具体的にどのようなものになっているのかについては難しのですが、Minervaでは個々の動画に対して接続の速度が必要な動画なのかそうではないのかを分析しています。これはスポーツ中継をインターネット配信しているものと新製品発表といったネット配信ではスポーツ中継のほうが閲覧者の幸福度が高くなるという理由からMinervaにより自動的にスポーツ中継の動画配信について帯域を広くするというものになっているとのこと。

ただ、スポーツ中継映像の全てに対して広い帯域を割り当てるのではなく、例えば動きの多い決定的瞬間の閲覧が必要となるようなシーンでは自動的に帯域幅を広くするなどして動画の再生内容で適切に割り振ることでインターネット網全体の帯域幅を有効活用するというものになっています。これは先程の水道で考えるとより水圧が必要な蛇口に対して多く水を割りあてるものの、使用目的によっては個別に制限するというものになります。

記事によるとあくまで実証実験においてMinervaを導入することで帯域幅が最適化されたことにより被験者の再生画質がHD画質からフルHD画質相当に向上したのは15~32%だったとしており、配信映像が途切れ途切れになるバッファリングも47%ほど低下する効果があったといいます。
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