ソユーズMS-14

先日、カザフスタンから打ち上げられたのはスカイボットF-859ソユーズこと『フョードル』というヒューマノイドロボットです。しかし、宇宙船にトラブルが発生し国際宇宙ステーションへのドッキング失敗したと報じられています。

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フョードルのみを載せた宇宙船『ソユーズMS-14』に関して海外の宇宙関連サイトによると、今月24日アメリカ東時間午前1時30分頃に宇宙ステーションにドッキングする予定だったものの宇宙船が最終アプローチを行うことができず90m離れたところで中止されました。

Uncrewed Soyuz aborts ISS docking - SpaceNews.com

NASAによると、今回の事故に関して国際宇宙ステーション内の2名のロシア人宇宙飛行士により1時36分にドッキングを中止するコマンドを送信しソユーズが国際宇宙ステーションから離れたとし、今回のアプローチにより国際宇宙ステーションには何らかの被害が出たり危険が生じるようなことは無かったとしています。

▼ソユーズMS-14に乗り込んだフョードル
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ロシアの宇宙機関にあたるロスコスモスによると、問題が発生しているのはソユーズ宇宙船側ではなく国際宇宙ステーション側に搭載された自動ドッキングシステムだとしています。ロスコスモスによると、ロシア人宇宙飛行士により週末にもKursという信号増幅ユニットの交換を行うとし8月26日もう一度ドッキングを行う試験を実施するよう求めたとしているものの延期され27日に実施されることになったとしています。

またもう一つの案として、現在国際宇宙ステーションに接続されているソユーズ宇宙船をロシア人宇宙飛行士が乗り込み故障しているドッキングポートに手動で接続した上で、空いたドッキングポートにソユーズMS-14を接続するという案もあるといいます。

ロシアでは無人状態でのソユーズ宇宙船の打ち上げはここ最近はまったく実施しておらず、最後に行われたのは1986年にソユーズTM-1という旧ソ連の宇宙ステーション『ミール』への飛行だったとしています。いずれにしてもフョードルを使用した遠隔操作による手動ドッキングというのは仕様上の理由なのか安全性の問題なのかは明らかではないのですが行うことができないことが今回明らかになりました。

フョードルについては国際宇宙ステーション内に到着後、2週間にわたり活動の評価が行われることになっています。具体的な試験内容は不明なのですが、伝統を重んじるロシアが今回のトラブル発生を受けて再びヒューマノイドを打ち上げることはあるのかは未知数であり、最初で最後の打ち上げになる可能性があります。



宇宙飛行士の代わりにヒューマノイドロボットが船外活動を肩代わりするという時代も遅かれ早かれやってくると考えられるものの、放射線などに晒され故障により動けなくなった場合は人間が作業しなければならず実質的否負担軽減は限定的になると考えられます。
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