いずも型護衛艦

日本の複数メディアによると、防衛省は来年2020年度予算に関して前年比1.2%増の5兆3000億円を計上したと報じられています。ここには第二次世界大戦以降保有していなかった、水上艦に配備する固定翼機の取得などの費用が含まれているとのことです。

防衛省は2020年度予算の概算要求で、過去最大の5兆3223億円を計上した。安全保障上の脅威が高まっている宇宙やサイバーなど新領域での防衛体制強化を手厚くし、宇宙監視に特化した部隊を航空自衛隊に新設する。装備品では最新鋭のステルス戦闘機F35Bを米国から6機購入する費用も積む。

日本経済新聞
具体的にどのようなものが計上されたのかについては記事によると、海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」をF-35Bを搭載できるように改修する費用が盛り込まれており、記載はされていないもののこれが31億円かかります。またF-35Bを6基取得するため846億円の費用が盛り込まれました。

いずもの改修については2021年度中に完了させるとしており、いずも型護衛艦2番艦『かが』についても同様の費用で将来改修されるものと考えられます。

▼アメリカの強襲揚陸艦に着艦するF-35B
F-35B

また新たに宇宙作戦隊と呼ばれる宇宙専門の部隊を創設することになり、アメリカから専門家を呼び運用されるとしています。これはアメリカで宇宙軍が創設されたものと合わせたものと考えられます。

陸上自衛隊では電子線部隊を新設し敵のミサイルが届かない場所から電波妨害をかける「スタンドオフ電子戦機」を開発するとしており規模は80人となっています。

F-2の後継機にあたるF-3については具体的な金額を示さずに予算を求める事項要求としており、年末までに詳細を詰めるとしています。

5兆3223億円の内訳については『歳出化経費』という過去(去年のものを含む)の装備品の修理・整備、油の購入、隊員の教育訓練、装備品の調達などのための『物件費(事業費)』があり、隊員らの人件費を含めると約4兆3000億円に相当する額になっているとしています。歳出化経費にはアメリカから購入する機体なども含まれているのですが、4兆3000億円の44.2%を締めているのは装備品などの購入ではなく隊員らの給与や食事などの『人件・糧食費』とのことです。
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