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先月中旬、韓国で建設中の高層マンションに架けられた工事用エレベーターが折れ乗っていた作業員が死亡した事故に関して複数のボルトが外されていたことが明らかになりました。

韓国メディアnews1によると、先月14日江原道ソクチョ市で建設中の高層マンションが折れ、乗っていた3人が死亡した事故に関してエレベーターのマストを固定するいくつかのボルトが接続されていなかったことが調査の結果明らかになったと報じました。

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記事によるとこの事故についてソクチョ市警察は先月30日国立科学捜査研究院の鑑定結果として、ボルトが一部接続されていなかったのはマストとマストを接続する部分だったとしています。また当時エレベーターは作業終了に伴う解体が一部行われていたとのことです。警察の取り調べによると作業員の話として、10日にエレベーターの解体を行う予定だったものの天候が悪く、事故が発生した14日に変更されていたとしています。

マストは1つのパーツが1.5mあり4つのボルトで固定するもので、積み重ねることでエレベーターのレールとして利用されています。

なぜマストのボルトが外されていたのか、原因については捜査中だとしています。



事故については14日午前8時過ぎにマンションの外側に付けられた工事用エレベーターが作業員を載せ上っていくものの8時20分ごろに何らかの理由で停止。そのまま7分間ほど停止した状態になったといいます。しかし、8時27分11秒に突然エレベータが折れ作業員を載せたまま地上に落下しました。この事故により乗っていた3人が死亡、地上の3人の作業員が負傷しました。