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近年熱くなっている月探査計画に関して韓国が2020年にも打ち上げるとしていた軌道船および着陸機に関して2022年7月に延期されたと報じられています。原因は搭載するこれら探査機の重量が重くなりすぎたことにあるとしています。

韓国メディア『朝鮮日報』によると、科学技術情報通信部は今月10日国家宇宙委員会宇宙開発振興実務委員会で『月探査事業の主要計画変更案』が審議され、月軌道船の重量を550kgから678kgに増やし、運用についても円軌道1年間としていたものの楕円軌道9ヶ月間、円軌道3ヶ月という内容にそれぞれ変更しました。

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なぜこのような重要な探査機の重量の変化が今の時点で変更になったのか。その理由は探査計画に一貫性がないというのが見て取れます。
そもそもこの計画は2007年ノ・ムヒョン政権が策定したもので当時、2020年軌道船を打ち上げ2025年に着陸機及び月面無人探査機を送り込むという計画でした。その後、朴槿恵政権では軌道船を2018年、着陸機を2020年に打ち上げると修正しました。なぜ計画を早めたのか、その理由は『選挙公約に合わせただけ』という単純なものだったとしています。

一方で計画の中心である航空宇宙研究院でも混乱が生じていたとしています。月探査事業団が昨年にようやく衛星研究本部の傘下に入ったことで衛星の専門家による開発が行えるようになったとしています。これまで韓国政府が無関心の中で探査機開発が進められており、航空宇宙研究院はプロジェクト主導権争いがあり技術開発も放置されていたといいます。結果、探査機に搭載する部品数が増え重量が増し来年の打ち上げが不可能になったとしています。

当初、月探査は韓国が開発したロケットで打ち上げを行うとしたものの現在はアメリカのスペースXが運用するファルコン9で打ち上げられることになり、結果的に軌道船と着陸機の重量が変化することになったとしています。「再設計が必要なのではないか」と指摘されていることについても再設計案でも678kg相当とされており現行案で再設計を含む開発が進められているとのことです。

軌道船については運用軌道が変更されたことで高解像度カメラや磁場測定器など5つの機器、NASAが開発し搭載されている6つの機器が正しく運用できるのかは疑問があるという指摘もされているとのことです。

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