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韓国と北朝鮮との海上の境界に位置する『咸朴島(ハムバクド)』。この島について韓国は「韓国の島」「北朝鮮が軍事用拠点化している」などと事実とは異なる報道がされたことについて、最近島に設置されていたのは日本製のレーダーなどと主張していたことが明らかになりました。

韓国の最北西部にあるのは北方限界線(NLL)の北朝鮮側にある咸朴島(ハムバクド)という島です。韓国では行政が誤って自国の領土とし住所などを定めていたことで誤認識されたことが原因で韓国では「自国の島が北朝鮮に奪われた挙げ句軍事拠点化された」と話題になっていました。

北, 함박도에 日製 레이더… 인천공항·인천항 탐지 - 조선닷컴 - 정치 > 외교·안보

この北朝鮮の島について写真などでレーダーが設置されていたことが明らかになったのですが、そのレーダーに関して韓国の政府関係者(具体的に誰なのかは不明)が「島に設置したのは日本製のレーダーだ」という主張していることが明らかになりました。
韓国政府関係者は「より正確に確認する必要があるものの、艦艇を識別するための用途に使用されていると推定される」と話しています。性能としては半径30~60kmの探知距離があるとしています。

問題なのはこの政府関係者が何を根拠に日本製のレーダーが設置されていると口にしたのかです。これについて韓国メディアの発表をいくつか確認したものの、調べた範囲では根拠となる写真やレーダーの波形などは一切示されていませんでした

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当然自衛隊が設置しているであろう日本製の軍事用レーダーや艦艇に搭載されているようなレーダーが第三国経由で北朝鮮に渡るとは考えられず、仮に日本製であったとしても民生品であること考えられます。しかし、韓国側は世界各国でレーダーが製造されていなるものが何を根拠に「日本製だ」と主張しているのかは不明です。
考えられる最大の理由は日本側が韓国をホワイト国から除外した腹いせに日本製品が北朝鮮で使われているとし日本の輸出管理の甘さを国内外に示したいがだけの主張である可能性が高いと考えられます。


この島については韓国の国防部長官によると咸朴島の軍事拠点化は2017年5月から始まったとしています。これはムンジェイン政権発足直後であり、国会国防委員会全体会議では「北朝鮮軍の一個小隊が投入されている」としています。
韓国軍はこれまで昨年9月に署名した『9月平壌共同宣言』の「非武装地帯をはじめとする対峙地域での軍事的な敵対関係終息、朝鮮半島の全地域での実質的な戦争の危険の除去と根本的な敵対関係の解消につなげていく」という内容には抵触しないと主張していました。しかし、北朝鮮はレーダーをはじめ軍事施設の拡大を行ってきたことが明らかになりました。