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今も休むこと無く世界中を飛び回る旅客機。数万人が今も旅客機内にいるということになるのですが、先日その旅客機内で死亡するという出来事があり緊急着陸が実施されたと報じられています。(写真は当該機)

民間機向けの情報サイト『Airlive』によると、今月12日フィンランド発パリ行の旅客機内で性別や年齢などは明らかになっていないものの、機内で1人が死亡するという出来事があり、離陸からわずか30分後にフィンランドにあるトゥルク市の空港に緊急着陸したと報じています。

ALERT Finnair flight to Paris diverted to Turku for an emergency landing after a passenger died on board - Aviation news and services

記事によると、旅客機を運行していたフィンエアーは「乗客が病気のためトゥルクに予定外の着陸した」とのみ発表しているとしています。一方、フィンランドの地元警察によると、搭乗していた乗客が死亡したと報告があったとしています。現在死因などは明らかになっていないのですが、航空会社は病気と発表していることからも何らかの持病が悪化した可能性が考えられます。

緊急着陸した機体についてはその後パリに向け飛行が再開されたとのことです。

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旅客機内で死亡した場合

閉鎖空間となっている旅客機内で仮に命を落とした場合、いったいどのように対応がされるのでしょうか。詳細はほとんど明らかになっていないのですが、実は2014年にイギリスのBBCが国内のブリティッシュ・エアウェイズのドキュメンタリー番組でマニュアルが報じられたことがあります。

それによると、同行者がおらず1人で旅客機に乗り込み死亡した場合の対応として、座席に座らせシートベルトを締め、顔にはアイマスク、体に毛布をかぶってもらい周囲からは寝ているように見えるよう装うとしています。これは客室乗務員の育成にあたっている女性教官が語ったものでマニュアルではそのように対応するよう示されているとのことです。

また場合によっては客室乗務員が隣に座るという対応も行われるとしており、大切なのは他の乗客を同様させずに目的地まで到着させることだとしています。