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感染した場合の致死率はほぼ100%とされるアフリカ豚コレラ。ワクチンは無く殺処分以外方法はないという極めて深刻な被害をもたらすウイルスはについて、韓国では先日国内で初めて発生が確認され翌日には別の養豚場でも確認されました。しかしこの2つの養豚場では現時点では感染経路が明らかになっていないとのことです。

韓国で先日17日、国内で初めてアフリカ豚コレラに感染した豚が確認されたのはソウル北部に位置する京畿道坡州市です。しかしその翌日にはさらに北東部にある漣川郡で同じくアフリカ豚コレラに感染した豚確認されました。

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これに関して韓国メディア聯合ニュースによると農林畜産食品部は坡州市の養豚場はアフリカ豚コレラを発症する特別な理由は見つけられず、漣川郡の養豚場も同じく感染にいたる理由は見つけられない状態だと発表しているとしています。

記事によると、双方の養豚場は中国などでも感染拡大の原因とされる人間のが口にする食料の残飯は与えておらず、イノシシからの感染についても養豚場には柵が設置されている状態だっといいます。また考えられる人の行き来については現在把握している範囲として、坡州市と漣川郡の双方の養豚場では糞尿や飼料などの車などの行き来はなかったとしています。また従業員についてもそのような行き来はなかったといい、漣川郡の養豚場には5人の外国人労働者が働いているものの最近海外に行き来したのはネパール人の1人で今年5月に帰国していたもののネパール国内ではアフリカ豚コレラは発生しておらずこちらも原因とは考えられないとしています。

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また日本で広まっている豚コレラ(アフリカ豚コレラではない)はイノシシが媒介していると言われているのですが、北朝鮮では既にアフリカ豚コレラが発生していることに関して今回発生した地域が北朝鮮に近いことに関連性はあるのでしょうか。

農食品部によると北朝鮮との国境には鉄柵が設置されており監視カメラなどが有るため野生のイノシシではを含め動物の行き来は徹底管理されているといいます。したがって北から入ってきたイノシシは無いと聞いているとのことです。

当局によると疫学調査は最大6ヶ月ほど時間がかかるとしており、アフリカ豚コレラの感染経路が確定されるまでには相当時間がかかる見通しとのことです。

農食品部によると北朝鮮との防疫協力が必要だという態度を明らかにしており、今年5月に北朝鮮で発生したとされるアフリカ豚コレラに関して今年6月までに数回北朝鮮側に防疫協力を提案したものの返答はなかったとのことです。