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ボストン・ダイナミクスが開発しているロボットのシリーズとして四足歩行ロボットがあるのですが、同社が市販を目指しているSpotについて販売が開始されたと発表されています。

2018年にソフトバンクが買収したアメリカのボストン・ダイナミクスについて四足歩行ロボット『Spot』が早期導入者向けに受注及び出荷を開始したと発表しました。このロボットについてはこれまで『Spot mini』と呼ばれていたものの今後は『Spot』として開発・販売されていくものと考えられます。

Spot® | Boston Dynamics
https://www.bostondynamics.com/spot


こちらがSpotの販促用動画です。

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動画では一通りのスペックが紹介されています。簡単に紹介すると1つのバッテリーあたりの稼働時間は平均90分。独自プログラミング対応。全周囲カメラにより障害物を回避可能。バッテリーは背中についており簡単に取り外し可能。歩行速度6km/h。ペイロードポートは2つ、14kgまで搭載可能。マイナス20~プラス45度まで稼働。IP54規格の防水防塵機能です。

ボストン・ダイナミクスによると想定される作業現場は建設現場や発電や石油設備の監視・点検などとしています。既にボストン・ダイナミクスのホームページでは購入に向けた問い合わせ先が用意されています。ただし具体的な値段などは掲載されていません。

このSpotについては過去の発表では「今年中に販売を行う」と発表していたことから予定通りとなりました。また生産規模については過去に市販に関して発表したところ予想を超える問い合わせがあったといい年間生産数を100機から1000機に増やすしていました。
また今回の販売にあたって既に日本の建設現場での試験が実施されていました。



この手の新しい機器については最近は様々な現場でも幅広く運用されることになった『ドローン』があります。Spotにドローンよりかは高額になることは間違いないのですが、例えば大量のSpotを投入することで広範囲を一度に捜索や調査が可能なるなど工場や作業場以外でも現場を人をサポートするという形としても需要はあると考えられます。