ボリソフ彗星

太陽系を狙撃するかのように内側まで飛来し飛び去った未知の天体『オウムアムア』。この天体は後日、太陽系に属さない史上初の恒星間天体となったのですが、先月発見されたボリソフ彗星 (C/2019 Q4)について2番目の恒星間天体に認定されました。

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国際天文学連合によると、2019年8月末に発見されたばかりのC/2019 Q4 『ボリソフ彗星』とこれまでなつけられていた小惑星に関して史上2番目の恒星間天体として認定しました。また今後同天体は2I / Borisov(2I / ボリソフ)と名前が付けられました。

Naming of New Interstellar Visitor: 2I/Borisov | Press Releases | IAU

史上2番目という天文学史に名を残すことになる発見をしたのはクリミア半島にあるクリミア天体物理天文台『観測施設MARGO』を運用するGennady Borisov氏です。実はこの人物、アマチュア天文学者で自作した直径0.65mに過ぎない望遠鏡で発見しました。

小惑星発見後、世界中の同じようなアマチュアそしてプロの天文学者により軌道計算が行われ観測開始から1週間程度で大体の軌道が導き出されたらしく、史上2番目となる恒星間天体として認定されました。

▼ボリソフ彗星の予想軌道


小惑星や彗星を含め現在太陽系には数千の天体が存在しているものの2I / ボリソフのようにな双曲線をもつ天体は存在していないといいます。現在の予想では2019年12月7日に太陽に最も近づくといい、その距離は太陽と地球との距離の約2倍です。その後太陽を通り過ぎ二度と太陽系に帰ってくることはありません。

前回のオウムアムアとは異なり今後徐々に太陽中心部に近づくため余裕を持って観測することができより詳細な研究が行われることになります。現時点では観測された明るさから2I / ボリソフは典型的な彗星核をもつ天体ではないかと考えられています。

相次ぐ恒星間天体の発見で、なぜこのような天体がこれまで発見できなかったのか、太陽系への出現率はどのくらいなのか、天体は太陽系に存在する小惑星や彗星と違いはあるのかなど宇宙空間の大部分を定期的にスキャンすることができる望遠鏡の調査で謎を明らかにしていくとのことです。
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