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「水金地火木…」と理科や科学の時間に習った私達太陽系の惑星。最近、海王星のはるか外側に地球質量の約10倍程度の天体が公転している可能性が指摘されています。実はこの未知の天体がブラックホールである可能性があるという研究が発表されているそうです。

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これはアメリカのイリノイ大学およびイギリスのダラム大学の研究者が発表したもので、未だ光学的に発見されていない未知の第9惑星についてビッグバンの直後に形成された『原始ブラックホール』である可能性があるとしています。

‘Planet Nine’ may actually be a black hole | Science | AAAS

論文の詳しい内容はさておき、現在天文学者が探している未知の第9惑星についてはコンピュータ・シミュレーションなどから地球質量の約10倍で太陽系外縁天体が多く見つかっている太陽から遥かに離れたところを公転していると考えられています。

▼既に発見された小惑星、準惑星の軌道。画像では大きく左側の軌道を描いており、その反対側に第9惑星が存在しているというシミュレーション結果
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これまでの発表されていたコンピューター・シミュレーションでは地球からみてくじら座の方角、満月のおよそ40個分というかなり限られた範囲に存在しているのではないかとしているのですが、このような発表から既に数年が経過した現在も発見には至っていません

▼第9惑星のサイズ比較。左から地球、仮の第9惑星(地球質量10倍、直径約2倍)、海王星
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いずれにしても第9惑星が存在しているのはほぼ確実とされているのですが、今回出された新たな論文では太陽系で生まれた天体でもなく、他の惑星系からはじき出された浮遊惑星でもない、なんと『原始ブラックホール』という説が新たにでました。

ブラックホールは太陽質量の30倍以上の恒星がその一生を終える過程で生まれる重力崩壊を起こした天体です。したがって極めて大質量になっているのですが、なぜ地球質量の10倍程度のブラックホールが生まれることができたのでしょうか。
ビッグバン直後(ビックバンから1秒程度の時間)にはそのような小さいブラックホールが誕生できる超高密度・超高圧環境があったといい、これが太陽系を公転しているのではないかという内容になっています。

では地球質量の10倍のブラックホールとはどのくらいのサイズなのでしょうか。仮に地球質量の10倍程度のブラックホールであれば直径はボウリングの玉程度の大きさだろうとしています。

もちろんブラックホールであれば巨大な望遠鏡であっても光学的に発見することはできないため別の方法を用いる必要があり、ガンマー線が放出されている可能性があるとされているためガンマ線宇宙望遠鏡を用いることで発見できる可能性があるとのことです。

第9惑星は太陽系最遠の惑星である海王星軌道よりも20倍以上離れたところを公転していると考えられており、その公転周期は1~2万年程度と考えられています。

いずれにしても第9惑星が発見できれば天文史に永遠と名前を残すことができる極めて大きな発見となることは間違いありません。
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