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土星の衛星エンケラドス。表面は氷で覆われているもののその下には海の層が広がっていると考えられているのですが、惑星の間欠泉から宇宙に飛び出した氷粒を解析した結果、これまで発見されていなかった水溶性の有機化合物が確認されたと報じられています。

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現地時間2日、NASAのジェット推進研究所によると2017年に探査計画を終え土星に突っ込んだ探査機カッシーニの膨大な探査データを解析した結果として、土星の衛星エンケラドスから噴出し宇宙に飛び知った氷粒から地球上の生物の構成要素である窒素と酸素を含む化合物を確認したと発表しました。

News | New Organic Compounds Found in Enceladus Ice Grains

今回の研究はエンケラドスから直接噴出した氷粒を調査するのではなく、噴出し土星のリングに含まれるエンケラドス由来の氷粒(Eリングの氷粒)をCDAというカッシーニに搭載された検出機を用いた解析結果です。

この物質については窒素を含むアミン、酸素を含むカルボニル基を持った有機化合物としており、私達の地球上では生命の構成要素であるアミノ酸を生成する化学反応の一部として利用されていることが知られています。

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何もないようなエンケラドスでいったいなぜこのような分子構造をもつ有機物がつくられるのか。実はエンケラドスには地球の海底にあるような熱水噴出孔が存在していると考えられており、このエネルギーによりアミノ酸が作られているとされています。
つまりエンケラドス内部には数億年、数十億年と少なくとも地球上の生命に必要な有機化合物が作られ続けており既に氷の下の海水には生命が誕生に適した環境が広がっている可能性を示唆する結果が今回新たに得られたということになります。

エンケラドス

エンケラドスはこれまでの観測によると南極に存在するタイガーストライプという氷の亀裂からはマッハ5~8という速度で塩分を含んだ水蒸気(氷粒)が上空数百キロまで噴き出していることが確認されています。
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