F-35 ドラッグシュート_1

最新鋭のステルス戦闘機F-35。この機体には運用上の理由から一部の機体にはドラッグシュートという着陸の際に仕様する減速用のパラシュートが搭載された機種があります。実はこのドラッグシュートについて欠陥が発覚し運用しているノルウェー空軍は早期の修正を求めていると報じられています。

Defence Newsによると、ノルウェー空軍が配備しているドラッグシュート搭載型のF-35Aに関して着陸の際に必要となるドラッグシュートが期待通り機能していないと欠陥があることを指摘し、ロッキード・マーティンが現在問題の修正に取り組んでいると報じています。

Norway’s F-35s have a problem with a unique piece of gear



この装置はドラッグシュートポッドなどと呼ばれている取り外し可能なもので映像では1分20秒あたりでポッドの搭載位置と展開している様子が確認できます。

このポッドは日本の航空自衛隊で運用しているような一般的なF-35Aには搭載されていません。搭載しているのはアメリカではアラスカなど凍結した滑走路で運用が考えられている機体に限定されているもので、凍った滑走路では著しくブレーキ性能が低下するという理由からドラッグシュートを展開することで補助ブレーキとして運用します。

▼ポッドの展開試験
F-35 ドラッグシュート _1

F-35 ドラッグシュート _2
このドラッグシュートにどのようなトラブルが生じているのか。ノルウェー空軍によると、ドラッグシュートの展開失敗確率は1万回中1回程度の信頼性が求められているとしてるものの2018年に行われた試験ではこの基準を満たしていない性能となっていたといいます。

現在このトラブル対応にロッキード・マーティン側は仕様を変更したものを2020年2月までに試験し同年夏にも改良型を納入する予定としています。一方でノルウェー空軍は今年にもF-35の初期運用能力を宣言し予定通り運用を開始するとしておりこれには変更は無いとしています。
その背景にはロシア軍の動向があるとしており、対空能力を高めていることを受けてF-35やP-8哨戒機を用いることでノルウェー軍がNATOにおける極東の目と耳となる機会と見ているとしています。

ちなみにノルウェー空軍は来年の冬までに改良型ドラッグシュートの納入を希望しており、今年の冬はF-35の運用は限定的となることが考えられます。またノルウェーはF-35自体が空軍すべての能力ではないとも説明しているとのことです。

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