ブルームーン_1

海外メディアによると、AmazonのCEOでおなじみのジェフ・ベゾス最高経営責任者率いる民間宇宙企業ブルー・オリジンはアメリカが2024年にも再有人月面着陸を目指す計画に関して着陸機の開発に向けてロッキード・マーティンなど3社と開発協力を契約したと報じられています。

アメリカの国策として現在国際宇宙ステーション引退後の宇宙開発の場として当面の焦点が当てられているのは月です。将来的には有人月面、および有人火星探査を実現させる予定なのですが、最初に実施されることになった再有人月面着陸に関して、大きなニュースが入ってきました。

Blue Origin, Lockheed, Northrop join forces for Artemis lunar lander - SpaceNews.com

SpaceNewsによると、現地時間22日ブルー・オリジンは有人月面着陸船に関して、ロッキード・マーティン、ノースロップ・グラマン、ドレーパーというアメリカの航空宇宙産業を代表する企業と協力し開発を進めることになったとしています。

記事によると担当するのはロッキード・マーティンは現在NASAが運用を目指す月軌道に建設するゲートウェイという小型宇宙ステーションへ行き来する有人宇宙船『オリオン』を中心となり開発しているのですが、今回の協力では有人月面着陸船の上昇段(つまり有人部分)を担当します。
ノースロップ・グラマンはゲートウェイから着陸船を月低軌道に移動するための移動ステージを担当します。ドレーパーはこの着陸船の誘導システムとアビオニクスを提供するとしています。そしてブルーオリジンは月面に着陸するための下降段を提供します。これは今年始めに発表されたブルー・ムーンと呼ばれる機体になるとのこと。

▼ブルー・ムーン(映像は無人版のもの)


今回の4社協力案についてはノースロップ・グラマンは今年の4月に独自の月面着陸船構想を発表していたのですが2024年までの有人月面着陸には間に合わない可能性が高く、個々の企業が得意とする分野を寄せ集めることでNASAに提案するという意味合いが強いものと考えられます。一方でノースロップ・グラマンによると「2024年までの縛りが無くとも今回の協力は理にかなっている」と話しています。

これをもって実質アルテミス計画における有人月面着陸船はこれに決定したということになるのですが、開発された着陸船の打ち上げについてはブルー・オリジンが開発しているニュー・グレンという超大型ロケットに適した設計となっているとしています。もちろんSLSといったNASAが運用を目指すロケットでも打ち上げは可能としています。ただ、この着陸船を何回の打ち上げが必要となるのかまではコメントはされなかったとのことです。

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