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火星をテーマとした某映画では火星地表でジャガイモを育てていたのですが、最新の研究によると火星の土壌を分析した結果、火星の土壌でジャガイモを育てるには適さないことが分かったとのことです。では仮に有人火星探査が実施された場合、いったいどのような野菜が育てられことになるのでしょうか。

長期の宇宙滞在で必ず問題となるのは食料です。電気はソーラーパネルや原子力バッテリーを用いれば作ることができ、水はリサイクルしある程度は保つことはできるものの食べ物については一部を除きそのすべてを外部から持ち込む必要があります。そしてその食事は宇宙飛行士のストレス軽減にもなっているなどミッションを成功させる上でも重要なものとなっています。

For Astronauts on Mars, the Veggie of the Day May Be Asparagus | Space

アメリカは将来的に有人火星探査を目指しているのですが、問題は長期に及ぶ深宇宙ミッションで宇宙飛行士は何を口にするのかです。NASAは現在国際宇宙ステーションで食べられているレタスなどの葉物野菜にも注目しているのですが、火星周回軌道と火星地表では異なる問題を抱えているといい、現在考えられている火星地表での野菜栽培は誰の好みに合わない野菜を育てる必要がでてくるかもしれいないと報じられています。

NASAのチーフサイエンティストであるジム・グリーン氏によると、火星探査車キュリオシティによる観測から、現在キュリオシティが活動してるゲールクレーターの土壌はアルカリ性が強く、例えば火星の土壌を用いてジャガイモの栽培は適していないことが分かったとし、アスパラガスや豆類を育てることになるとしています。グリーン氏によると「3年間もアスパラガスを食べ続けないとなると宇宙飛行士はヘルメットを外して居住モジュールの外に出たくなるだろう」とコメントしています。

▼アスパラガス
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グリーン氏によるとキュリオシティによる土壌調査により多くのことが分かっており、火星の土壌からは炭素、水素、窒素、酸素、リン、硫黄を取り出すことが可能だと考えています。

グリーン氏によるとキュリオシティはこのような地質調査に優れた装置を多く搭載しているものの、実際に火星土壌サンプルを地球に持ち帰り研究室で見てみたいと話ており、そのミッションが行われる予定の2031年に向けて検討が始まっているとのこと。
そして火星土壌を詳しく研究することで火星の土壌でアスパラガスなどの野菜栽培がどれだけ適しているのかを調査すること以外も、将来遠く離れた惑星で食料を作るヒントとなるデータがもたらされることに期待しているとのことです。

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