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国際宇宙ステーションでの実験用機器を開発しているアメリカ企業のナノラックはカナダのロケットを海上から打ち上げるMaritime Launch Servicesと契約し宇宙空間で金属を切断する実験を行うと報じられています。

Spacenewsによると、先月末に開催された国際宇宙会議で、カナダの海上発射サービスを行っているMaritime Launch Servicesと契約しノバスコシアから機材を搭載したロケットCyclone-4M(ウクライナ製)を打ち上げ、軌道上を周回しているCyclone-4Mの上段を再利用することで合意したと報じています。

▼Cyclone-4M
Cyclone-4M

記事によると、自己完結型のホスト型ペイロードの上部に相当する材料をロボットで切断する計画としており、将来的にはこの加工技術を高めることで、ホテルや研究施設、燃料貯蔵庫、貯蔵センターとしての役割を果たす効率的なプラットフォームと太陽光発電システムを導入したいと述べています。

この技術は今後先進国が進める深宇宙開発において探査方法に新しい道を作ることになるとしており、今後の宇宙産業を更に成長させることに繋がるという趣旨の説明をしています。

今回行われる試験は時間にすると30分から1時間という短いものになるとしており、ロケットがすべてのペイロードを展開した後に行われるとし、地上から実行命令を受信するとロボットアームによる切断が開始されるとのこと。
ちなみに切断については3000 rpmで回転する刃物がロボットアームに搭載されているとのことです。

ナノラックの将来的な目標としてはこれまでゴミとして捨てられていたロケットの2段目や3段目を宇宙空間で再利用可能なものに加工するというものになっており、宇宙で加圧可能な区間を提供することにあるとしています。このような使用済みの燃料タンクを再利用する案についてはこれまでもいくつか提案されたことがあったものの実現された例は無いと考えられます。

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