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観測可能な天体は遅かれ速かれ移動しているのですが、現在観測されている中で最も高速で移動している天体はいったいどのくらいの速度があるのでしょうか。先日、あの天体が原因で加速されたという最速の恒星を発見したと報じられています。

米カーネギーメロン大などの国際研究チームによると、超高速星と呼ばれる秒速500kmを超える天体に関して、この超高速星の2倍以上で移動する天体を発見したと報じられています。

S5-HVS1: Hypervelocity Star Ejected by Milky Way’s Supermassive Black Hole | Astronomy | Sci-News.com

この超高速星は2005年以降、30の天体が確認されていたもののオーストラリアにある直径3.9メートルのアングロ・オーストラリアン望遠鏡で発見された天体『S5-HVS1』は秒速1017km/sという猛烈な速度で天の川銀河内を移動しているとのことです。通常では考えられない速度で移動しているというこの天体。いったい何が原因と考えられているのでしょうか。



記事によると、原因は天の川銀河の中心にある射手座A*に理由があるとしています。射手座A*とは超大質量ブラックホールで、過去に連星状態のS5-HSV1が射手座A*に接近、彗星のように振り回された結果、この速度に達したのではないかとのこと。
このとき、ブラックホールから弾き飛ばされた時点の速度は秒速1,800kmに達したのではないかと考えられています。

その後、重力などで速度を落とし現在はこのイベントから480万年後とのこと。またS5-HSV1は銀河系の面から垂直方向に移動しているらしく、1億年後には銀河系からも飛び出すのではないかと考えられています。

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