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「緑溢れる所に住みたい」というのは特に都市部で長年暮らしてきた方、年齢を重ねるごとに変化している方も多いと思います。最近、中国でマンションのウリとして緑の存在が強調されていたものの、完成した池が青色のプラスチック板を設置しただけだったとし住民側とトラブルになっていると報じられています。

东方资讯によると、湖南省長沙市天心区に建設されたマンションに関して、マンションとマンションの間の緑地帯にプラスチックで造られた人口の青い池が造られネット上で話題になっていると報じています。

长沙一小区塑胶刷蓝伪装人工湖,“湖面”还建有观景桥,开发商:景观效果_社会频道_东方资讯

今回登場する譚さんはこのマンションを購入した一人で今月16日に入居したといいます。しかし、実際に足を運んでみるとマンション団地全体の緑化や公共施設などが開発業者が謳っていた内容とは全く異なっていたといいます。

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記事によると、マンションとマンションの間にはたしかに庭のような歩けるスペースが設けられているものの、そこに設けられていた池が青色のプラスチックの床で造られたモノだったというものです。この謎の池には設置する必要のない橋も無駄に設置されているとのことです。



なぜこのようなものが造られたのか、開発業者によるとまず第一に「誰も本物を作るとは言っていない」と主張しています。また自然の池ではなく人口の池にしたのは消防署側の働きかけがあったとも説明しており、景観効果と火災を考慮しエリアのコミュニティを保護すために地面を固めるよう要求されたといいます。つまり、仮にマンションで火災が発生した場合に消防車や消防隊が火災現場まで近くまで向かう事ができないという理由があるという趣旨と考えられます。

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もちろんマンションの購入者もそのようなことは事前に説明されなかったと反発しているといいます。他の住民らから署名を集めており、訴えている内容として池はもうどうでもいいので芝生と植生に作り変えてほしいと望んでいるといいます。

家をやマンションなど高価な買い物をする場合、特に家では「このような間取りにしてほしい」「●●をつけてほしい」という要望したにもかかわらず実際はそうなっていなかったなどトラブルを耳にすることがあります。このようなトラブルを回避するためにも、打ち合わせをすべて録音したり写真や動画で記録するなどの策が必要になるのかもしれません。