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今月23日、金正恩委員長は北朝鮮最南西部に位置する韓国との洋上の境界線に近い昌麟島を訪れ、海岸砲の射撃を指示したと報じれています。一方で、北朝鮮が公開した写真には博物館にあってもおかしくないような高射砲が写っていたことも明らかになりました。

韓国メディア『聯合ニュース』によると、韓国軍当局は今月23日午前に北朝鮮の昌麟島から6発の発砲音が聞こえたことに関して、25日に北朝鮮メディアが金正恩委員長が島に訪れ直接射撃指導をしたということを26日に公式に確認したと報じています。

北, 연평도 포격전 9주기에 포사격…軍, 강력항의(종합2보) | 연합뉴스

記事によると今月23日は今から9年前の2010年11月23日、北朝鮮から韓国の延坪島に砲撃が行われ、韓国軍の海兵隊2人が死亡し16人が重軽傷、民間人も2人死亡、3人が負傷した『延坪島砲撃事件』があった日でした。韓国ではこの日に合わせて追悼行事が行われていたといいます。

今回、挑発するように北朝鮮が海岸砲を発射したことに関して韓国側は過去に北朝鮮と合意した9・19南北軍事合意、つまり双方の境界に近いところでは軍事的挑発は行わないなどとする合意内容に違反するとしており、北朝鮮側に抗議したとしています。ただ、具体的に北朝鮮からどのような反応があったのかそもそも抗議の内容が北朝鮮に伝わったのかは明らかになっていません。ちなみに合わせて抗議文も送ったなどと韓国側は説明しています。

一方、今回の試射について北朝鮮メディアは当時の様子を公開しており、写真には金委員長の横にレールに沿って外に出し入れすることができる対空砲が写し出されていました。この対空砲は『M1938 76mm高射砲』と考えられ、1938年以降に旧ソ連が製造した高射砲と考えられます。
一部メディアによると試射されたのはこの高射砲ではないか推定しており、今もこのような兵器が大切に運用されていることが伺えるものとなりました。

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▼M1938 76mm高射砲
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ちなみに韓国軍当局は今回の試射前に「通常とは異なる軍の動きがあったことを察知していた」などと後付で説明しています。

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