近年注目されている規格サイズの超小型衛星を宇宙に打ち上げるサービス。現在様々な企業が小型ロケットの開発を発表しているのですが、レオ・エアロスペースは気球をロケットを使い低価格で軌道投入するシステムを発表しました。
Space.comによると、カリフォルニア州に拠点を置くベンチャー企業、Leo Aerospaceは大きな気球とロケットを組み合わせて小型人工衛星を打ち上げるシステムを開発中と報じています。
Space Startup Aims to Launch Cubesats on Balloon-Lofted Rockets | Space
記事によるとLeo Aerospaceはロケットを搭載した気球を使い高度18000メートルまで運び、ロケットエンジンを点火し地球低軌道を目指すというものです。
▼動画で解説
Leo Aerospaceはこのシステムをレギュラス(Regulus)と呼んでおり、気球はヘリウムを使用したものではなく熱を利用した熱気球です。同社によると安定性が高く、気球を回収することで100回の再利用ができると説明しています。
レギュラスは大型の40フィート貨物コンテナに収まるよう設計されています。トレーラーからの打ち上げも可能であり、トレーラーにアンテナを搭載することで打ち上げの通信ステーションとして機能させることができます。同社によると、コンテナを収めることができる環境であればどこからでも打ち上げは可能だと説明しています。
搭載するロケットは『バリアント』と呼ばれる3段式のロケットです。全長は約10m、直径は約80cmで1段・2段は固体ロケット、3段目は液体燃料ロケットを搭載しています。打ち上げ能力は高度550kmの太陽同期軌道に対して最大25kgです。ロケットへの搭載能力は10cmサイズの1Uキューブサットであれば18基、2Uで9基、3Uサイズで8基、6Uが4基、また12Uであれば2基搭載することができます。
同様の気球を用いたロケットとしてはスペインのZero 2 Infinityがあり、2017年に打ち上げ試験を実施してます。Leo Aerospaceは2021年に初打ち上げを目指しているとのことです。
Space Startup Aims to Launch Cubesats on Balloon-Lofted Rockets | Space
記事によるとLeo Aerospaceはロケットを搭載した気球を使い高度18000メートルまで運び、ロケットエンジンを点火し地球低軌道を目指すというものです。
▼動画で解説
Leo Aerospaceはこのシステムをレギュラス(Regulus)と呼んでおり、気球はヘリウムを使用したものではなく熱を利用した熱気球です。同社によると安定性が高く、気球を回収することで100回の再利用ができると説明しています。
レギュラスは大型の40フィート貨物コンテナに収まるよう設計されています。トレーラーからの打ち上げも可能であり、トレーラーにアンテナを搭載することで打ち上げの通信ステーションとして機能させることができます。同社によると、コンテナを収めることができる環境であればどこからでも打ち上げは可能だと説明しています。
搭載するロケットは『バリアント』と呼ばれる3段式のロケットです。全長は約10m、直径は約80cmで1段・2段は固体ロケット、3段目は液体燃料ロケットを搭載しています。打ち上げ能力は高度550kmの太陽同期軌道に対して最大25kgです。ロケットへの搭載能力は10cmサイズの1Uキューブサットであれば18基、2Uで9基、3Uサイズで8基、6Uが4基、また12Uであれば2基搭載することができます。
同様の気球を用いたロケットとしてはスペインのZero 2 Infinityがあり、2017年に打ち上げ試験を実施してます。Leo Aerospaceは2021年に初打ち上げを目指しているとのことです。