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アメリカを中心に西側が配備しているAH-64 アパッチヘリコプターに関してイエメンの反政府勢力により撃墜された映像が公開されました。

The Aviationistによると、イエメンの反政府組織であるフーシ派はサウジアラビア軍のアパッチヘリコプター及び中国が開発した無人機 翼竜 (Wing Loong II)を、ぞれぞれ撃墜した映像や写真を公開したと報じました。

Houthi Rebels Claim To Have Shot Down Saudi Apache Gunship And Wing Loong UAV in Yemen. – The Aviationist

記事によると撃墜されたのはアパッチヘリコプターが先月29日、イエメンとサウジアラビアの国境付近で地対空ミサイルにより撃墜されたとしています。アパッチは機体後方が炎上しており地面に激突する前にテールブームが完全に外れたとしています。
この攻撃によりアパッチに搭乗していた2人は死亡したとしています。一般的にこの手の攻撃ヘリには戦闘機のような脱出装置は搭載されていない一方で、コックピット付近は装甲が施されていたり仮に被弾したとしても被害状況に左右されるものの軽微なものであれば短時間飛行できるようになっているなど安全対策が施されています。


一方、無人機 翼竜は先月30日に撃墜されたとしており、イエメンのハイジャ州ハイラン地区という地域に墜落したとしています。ただ、正しくは写真が撮影されたのが30日という記載があります。

この機体は中国の中航工業成都飛機設計研究所が開発し中国航空工業集団有限公司が製造している多用途無人機で偵察からミサイルによる攻撃が可能なもので、航続時間は最大20時間、飛行距離は4000kmという性能があるとされています。