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2030年代に退役する航空自衛隊のF-2戦闘機の後継機として開発が進められているF-3というステルス機に関して、中国メディアによるとトランプ政権がイギリスではなくアメリカ企業と提携するよう圧力をかけているなどと報じられています。

中国メディア『新浪网』はイギリスのフィナンシャル・タイムズが今月10日に掲載した内容を引用したもので、『トランプ政権が日本に圧力、イギリスと協力できない』という内容の記事を投稿しました。日本が次世代戦闘機の開発でイギリスと協力する意向を表明した直後にアメリカは兵器の互換性などを理由に日本に対して圧力を加えたとし、この取引は日米の軍事費にも影響を与えるとしています。

日本刚想与英国合作新战机 美就挑拨:你们不能合作|英国|日本|战机_新浪军事_新浪网

記事ではトランプ政権がF-2戦闘機の後継機、つまりF-3の開発に関してアメリカの防衛企業(ロッキード・マーティンやボーイング、ノースロップ・グラマン)などと協力するように日本に圧力をかけていると報じており、日本側はアメリカとの兵器依存を減らすという理由からイギリスの軍需大手BAEシステムズと協力することも検討しているとしています。

日本のF-3の取引額は数百億ドルに達すると考えられており、開発に至っては、日本の独立した国産開発、ロッキード・マーティンとの協力、そしてイギリスのBAEシステムズとの協力の3つの案を検討しているとのこと。

これに関して日本の防衛大臣、河野太郎氏は先日、フィナンシャル・タイムズに対して現在イギリスが
開発を発表しているF-22やF-35の第5世代戦闘機の上を行く第6世代戦闘機となる新型戦闘機『テンペスト』のプロジェクトへの参画もあるとしBAEシステムズと協力する可能性を示唆する発言をしました。



しかし、F-3事業に詳しい3人の消息筋によると、アメリカはF-3開発がイギリスに奪われるのではないかと最近になり危惧し始めているらしく、ペンタゴン側との交渉が加速しているといいます。アメリカ側もイギリスの戦闘機と協力関係となるとアメリカ側との兵器類の互換性が生じ、共同作戦がより複雑になるという懸念を示しているとのこと。

米国国防省は日本との互換性に関して「重要な要因」とみなすべきと述べており、「日米同盟の重要性と地域の安全保障を鑑みた場合、日本がアメリカと協力することを期待している」などと話しているとのことです。



小野寺元防衛大臣は「日本の将来の戦闘機にとって最も重要なのは、戦闘機の性能でそれに続いてアメリカ側とのデータリンク能力。もちろん戦闘機は日本が自由にアップグレードできることも必要だ」と話しています。
この点について、これまでアメリカはF-22にF-35の機能を搭載した機体を提案しているものの、アメリカは日本が独自にアップグレードするために必要なソースコードの提供を拒否しており、日本の技術参画を制限しているとのことです。またF-35についてもパートナー国としても日本の参画を拒否しているとのこと。
その上で、イギリスの第6世代戦闘機であるテンペストとの協力については『戦闘機の性能』『コスト』『アップグレードの潜在力』によって決まると話しているとのことです。

日本側は現在F-3の開発についてはアメリカ側と互換性やその他の問題について意見交換したものの、現時点でどのような機体として開発をすすめるのか特定の戦闘機をまだ選定していないとしています。
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