火星-15

北朝鮮が保有する様々な弾道ミサイル。その中には火星-15と呼ばれる大陸間弾道ミサイルとされる兵器も含まれ射程はアメリカ本土に達するとされています。これら北朝鮮が保有する弾道ミサイル技術に関して、米専門家はアメリカを攻撃することができる能力が既にあると判断していると報じられています。

今月15日、アメリカ合衆国政府が運営する国営放送ボイス・オブ・アメリカに出演したミドルベリー国際学研究所 東アジア不拡散プログラムのジェフリー・ルイス所長は番組で「北朝鮮は2017年に火星-14、15の発射を行い、既にアメリカ本土まで到達する能力を証明した」とし「以後、大陸間弾道ミサイルの大気再入技術、精度、核兵器の小型化能力などはすべて備えており、今現在、米本土のどこにでも核攻撃をすることができるだろう」と述べたとしています。

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記事によると、ハーバードスミソニアン天体物理学センターのジョナサン・マクドウェル博士も「北朝鮮のミサイルの射程距離は既に米国本土を十分に狙うことができる能力がある」とし「北朝鮮のミサイルが米本土に至る精度は大きな問題にならない」という主旨の説明をおこなっています。

ただ、双方とも弾道ミサイルの命中精度については途上にあるとしており、アメリカやロシアが配備しているような高い命中精度は無いのではないかと見ているものの、仮にワシントンめがけて発射したものがバージニア州に着弾したとしてもアメリカにとっては非常に悪い結果になるとのことです。

ルイス所長によると弾道ミサイルの大気圏再突入技術に関しては「既に備えていると見なければならない」とし、ブルース・ベクトル州立大学の教授も「火星-12などの中距離弾道ミサイルで大気圏再突入を既に証明しており、北朝鮮が火星-15といった大陸間弾道ミサイルに技術を適用することは難しいことではない」「火星-14や15の双方において大気圏再突入能力は備えたものと判断している」とのことです。

核弾頭の小型化については既に開発の最終段階に到達したという見方が強まっているとしており、前国際原子力機関(IAEA)事務次長は「北朝鮮はすでにICBM搭載用の核兵器はかなりの知識を確保した」と話しています。



現在の欠点としては北朝鮮の大陸間弾道ミサイルは液体燃料ロケットが採用されており、燃料の注入などに時間がかかるためアメリカの警戒監視網に捕捉される可能性があると指摘しています。また中国やロシアと異なるのはミサイルの量であり、数少ない長距離弾道ミサイルを仮にアメリカに発射した場合にいてはミサイル防衛網を無力化させることは困難とも話されています。
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