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地球上の陸地に海水面よりも低い渓谷や湖の底が複数あるのですが、その中で最も深い谷はどこにあるかご存知でしょうか。実は最新の研究で南極には存在していることが明らかになったとしています。

今月12日、Nature Geoscienceに掲載された論文として、凍った南極大陸にこれまで知られていなかった地形の特徴が掲載されたと海外メディアが報じています。記事によると、カルフォルニア大学が行った南極の研究として、南極大陸で海水面よりも3500mも深い谷があることが分かったとしています。

Scientists Found the Deepest Land on Earth Hiding Beneath Antarctica's Ice | Live Science

氷の下にある地形をどのようにして探ることに成功したのか。研究チームによると、氷の動きや地震計、また各種レーダーを用いて目視で確認することはできない地形を推測するという研究を進めたとしています。

もちろんこの研究は地球上の陸地で最も深いところを探すというものではなく、南極全体の地形を探る過程でみつかったもので、氷がどのように動き何年後にその氷が海に達するのかなどを予測することができるといいます。

▼南極大陸
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これにより例えば地球温暖化などで海水面がどれだけ上昇するのかや、南極にある氷河の後退や加速の推移またほとんど停止しているのかも推測することができるようになるとのこと。

ちなみにとあるアメリカの研究チームによると仮に南極の氷がすべて溶けた場合、地球の海水面は60mほど上昇するなどとしています。NASAの研究では南極の氷の消失速度は1992年~2012年までの20年間は年平均約760億トンだったものの、2012年以降は平均して年間2190億トンにまで急上昇したとしており、25年間で合計3兆トンの氷が消えて無くなったなどと発表していたことがあります。


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