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韓国の複数メディアによると光州刑務所があった跡地から40体あまりの遺骨が見つかったと報じられています。この遺骨に関して当初、刑務所で死亡し身寄りの無い人の遺骨と考えられていたのですが、子供の遺骨や頭蓋骨に銃弾が打ち込まれたような特徴的な損傷があるなど疑惑が深まっていると報じられています。

韓国メディアJTBCによると今回謎の遺骨が複数見つかったのは旧光州刑務所内にあった無縁墓があった地域です。しかし、埋葬された状態で発掘されたのはなくコンクリートの構造物に混じった状態で41体もの遺骨がみつかるなど明らかに不自然な状態で発見されており、遺骨は1980年5月に発生したクーデターに反発する市民らを武力鎮圧した光州事件時の逮捕者の可能性が高いと見られています。

옛 광주교도소서 '미관리' 유골 40구…콘크리트 구조물에 섞여 | JTBC 뉴스

記事によると発見された遺骨に関しては、縦横1mのコンクリートで作られた構造物のの上から見つかったとしており、無縁故者らの遺骨に付けられている標識がついておらず、法務部が管理対象となっていた記録にはない骨だったとしています。
また明らかに子供のと考えられる骨銃弾などの硬いものが貫通した痕がある頭蓋骨が発掘されるなど極めて不自然なものも含まれていたとしています。

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旧光州刑務所は光州事件時以降に行方不明になった人達がここに埋葬されたという噂が頻繁にあったといいます。ただ、この刑務所では2017年11月に大規模な発掘作業が実施されたものの噂にあったような行方不明の遺骨は一切見つからなかったといいます。今回遺骨が見つかったのは共同墓地として管理されていたエリアであり身元不明の遺骨があるとは当時考えられていなかったとのこと。

今回の発掘では遺骨以外の遺留品などは見つからなかったとしており、どのような経緯で死亡した人の骨なのか現時点で明らかになっていません。光州事件で行方不明になった人達の家族は今も行方を探しており、当時収容に関わった人物も当然生きていることは間違いなくその証言が一切得られないとなると、何らかの理由で隠蔽しなければならない理由があったと考えられます。

何れにしても頭蓋骨に銃弾のような痕がついている時点で鎮圧時に重傷を負いその後間もなく死亡したか、収監後に殺害されたかのどちらかと考えられなぜこのような遺骨が出てきたのか、政府や関係者の説明が求められることになると考えられます。

韓国法務部によると発掘された遺骨に関しては韓国では1997年以降行われておらず、病気で死亡した受刑者を埋めたという記録の2倍以上の骨が見つかったなどとしています。埋葬されたのは少なくとも1990年代以前とみており、現在光州事件で行方不明となった遺族とのDNA対照が行われるとしています。

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