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みなさんも健康診断の前には普段とは異なる食事をとるなど気を付けている人もいらっしゃると思うのですが、韓国では2018年に行われた国民の健康検診結果として国民の2人に1人が何らかの病気か疾患をずらっている可能性があると判定を受けたことが分かったとしています。

韓国メディア聯合ニュースによると今月26日、国民健康保険公団が発表した『2018年の健康診断統計年報』によると、一般的な健康診断で一般疾患や高血圧・糖尿病の疾患が疑われる人『疾患者』は全体の30.4%、また高血圧・糖尿病・脂質異常症・肺結核で現在の治療を受ける『有疾患者』と判定された受検者は23.5%で、合計の53.9%が何らかの病気持ちか病気の疑いがあると判定されていたと報じています。

국가검진 2명 중 1명 '질환·질환의심'…80대이상 66% '질환자' | 연합뉴스

記事によると20代以下受診者は健康な人や健康でも自己管理が必要だと判定された人は77.6%だったものの、80代以上の高齢者に関しては有疾患者の割合が全体の65.8%に達するなど年齢を重ねるほど疾患の疑いがあると判定される傾向があったとしています。

その他のデータとして全体の喫煙率(生涯タバコ5箱100本以上の吸い、現在までタバコを吸っている人の合計)は21.5%で、男性が36.9%、女性が3.6%と圧倒的に男性が多く喫煙していることが分かりました。特に40代男性では喫煙率が45.9%となっていたとのこと。

また肥満率(BMI25以上)の人は全体の38.2%でした。詳しくは男性は45.7%、女性は29.6%。特に30代の男性は51.0%、女性は70代が42.7%が肥満と判断され、全体の肥満率として2013年の33.1%から年々増加していき2017年は36.9%となり今年は更に増加したとしています。
メタボリックシンドロームの検査では30.4%の152万人がメタボと判定されたとしており、これは腹部肥満、高血圧、糖尿病、高中性脂肪血症、低HDLコレステロール血症のうち3つで基準値以上となる判定されるものです。また、1つ以上確認された人は78.5%、393万人に達したとしています。

このような食生活からくる肥満などの生活習慣病は何の症状もなく密かに体を蝕み将来様々な病気を引き起こす原因となります。クリスマスが終わり間もなく年末、そして新年と食べる機会が多くなる季節ですが、糖質や脂質、塩分のとりすぎ、そしてアルコールのとりすぎなどには十分に注意したいところです。