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正月三が日も過ぎ、気になるのは年末にかけて食べすぎたことによる体重です。実は、この体重の増加について、カフェインを摂取することで体重増加や脂肪の蓄積が抑えられることが分かったとしています。

この研究結果はイリノイ大学の研究者がマウス実験によって導きだしたもの。研究者がマウスに対し、マテ茶のカフェインを4週間にわたって与え続けたところ、デカフェのマテ茶を与えたマウスに比べて体重増加が16%少なく、体脂肪の蓄積も22%少なかったとのことです。マテ茶は南米でよく飲まれる飲み物で、植物栄養素(ファイトケミカル)やフラボノイド、アミノ酸を多く含みます。飲み物1杯あたりのカフェイン量は、ホットコーヒー1杯あたりが30~300mgなのに対し、マテ茶は65~130mgとなっています。

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専門用語が多く、理解することは難しいのですが今回の研究は人ではなくあくまでマウスを用いた研究結果としてカフェインが体重増加や体脂肪の蓄積を抑える効果があったというもので、マウスに与えたマテ茶のカフェイン量は私達人間では1日あたりコーヒー4杯相当だとしています。

マテ茶には幾つかの栄養素が含まれておりその影響を取り除くため、マテ茶から抽出したカフェインのみをマウスに与えた結果、カフェインの種類にかかわらずカフェインに晒された脂肪細胞は脂肪の蓄積を20~40%ほど減らす効果があったといいます。

また、カフェインがLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪の生成を減少させる効果がうかがえる効果も確認されたとしています。


カフェインについては早稲田大学が行った研究によると、紅茶を摂取した107人の女性に対して食後の血糖値に関しては、水よりもカフェインが含まれる紅茶のほうが血糖値を上昇させにくいという効果があったことが分かったとしています。

もちろんコーヒーも紅茶も市販のものには大量の砂糖が含まれているものがあり、そのようなものを摂取し続けた場合、逆に体重の増加や血糖値の上昇を引き起こします。従って、カフェインを摂取するのであれば必ず無糖のコーヒーや紅茶を飲むこと、エリスリトールなど血糖値を上昇させないものを入れるなど対策が必要です。