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国内外の複数メディアによると中国武漢市で原因不明の肺炎が発生し、発症者数が59人に達したと報じています。一方、この事態に関して中国当局は情報統制が行われており、ネット上の書き込みを削除するなど対応が行われているとしています。

中国メディアによると、武漢市で発生しているという肺炎に関して、初めて発生が確認されたのは2019年12月12日です。しかしその後この肺炎については初めてWHOに報告が行われたのは2019年12月31日です。この時、市にある疾病予防コントロールセンターは「市内の医療機関で原因不明の肺炎患者が相次いで確認された」ということを公式に認める声明を合わせて発表しています。
この時点では具体的な発病者数については『集計中』としていたものの、2020年1月6日には市の衛生健康委員会が発症者数は59人で、うち重症をみせているのは7人と発表。いずれの患者も隔離され治療が行われているとしています。

WHO "원인불명 폐렴, 中 정보 제한적"…보고도 늦었다 | SBS 뉴스

問題はこの肺炎が何が原因で引き起こされているのかという点です。現時点で公開されている情報についてはすべて中国側が発表している内容となるのですが、肺炎の原因として重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)の可能性は無いとしています。
また今回の事態を受けてWHOはリスク評価のため中国当局側に対してさらなる情報を求めているとしているのですが、中国から得られた情報としては今月3日の時点で『肺炎患者が44人、うち11人が重症』という内容だったとしています。


中国では2002年にSARSが発生した時も隠蔽を繰り返し発生から実に1ヶ月が経過した時点でようやく公式に発表していたことがあります。また最近では2019年11月中旬に内モンゴル自治区出身の2人から肺ペストが確認されたと発表していたものの、二人が発症したのは同年10月25日で何故か現地で治療するのではなく北京市の病院まで搬送していたことが明らかになっています。

この肺ペストの時と同様に現在謎の肺炎が武漢市で拡大していることに対して、中国政府はインターネットの書き込みを中心に削除と書き込んだ人物の特定を行っており、情報統制を強めていると報じられています。
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