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先日、イラン国内で発生した『ウクライナ国際航空752便墜落事故』に関して、一部メディアによると事故が発生した現場近くからミサイルと考えられる残骸が発見されていると報じられています。

中国共産党の機関紙の一つ環球網電子版によると、今回の事故について機体はエマーム・ホメイニー国際空港を離陸しまもなく墜落したとしており、現在墜落の原因の結論は出ていないものの、イランの対空ミサイルによって撃墜された可能性、またテロ攻撃の疑いがあるという憶測が出始めていると報じています。

伊朗否认“导弹误伤”客机 现场却惊现导弹残骸?

記事では事故発生当日、ツイッター上に旅客機の墜落現場近くでミサイルの残骸を発見したという写真がアップロードされ、残骸はロシア製のSA-15ガントレット (9K330 トール,9К330 «Тор»)で運用されているミサイルの残骸と見られるとしています。
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この写真はアラビア語で「(墜落した)飛行機にこのようなものがありますが?これはミサイルじゃないのか?」とコメントも付けられていたといいます。

ただ、記事によると本当に現場で撮影されたものなのかという問いかけについては、証明できなかったなどと記載されており、現在この写真をアップロードした人物のツイッターアカウントは凍結されています。

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9K330 トールで運用されているミサイルは9M330および9M331というもので、車輌に搭載されたコンテナから垂直に発射されます。

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そしてこちらはBBCが作成した離陸した空港と事故機の進路です。このように離陸してから数分後に墜落したことが伺えるのですが、運用するミサイルは低高度を飛行する攻撃ヘリコプターなどにも対応可能なもので迎撃は可能です。
また最短迎撃距離は運用するミサイルにも異なるものの1km~2kmでこちらも問題はなかったものと考えられます。

ツイッター上では墜落した機体の残骸にミサイルが炸裂した時にばら撒かれる高硬度のアルミニウム合金の破片による貫通痕が確認されたというものがあるものの、これは石の影だったことが明らかになっています。

▼機体に確認されたという貫通痕と石の影
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現在事故原因は『機体トラブル説』『撃墜説』などがあるのですが、仮にミサイルで撃墜されたとしても、早朝とはいえこのような低高度で旅客機と軍用機を見誤るという可能性はかなり低いと考えられます。

一方でCBSニュースによると撃墜に用いられたのはSA-15 ガントレットで、2発の飛翔体を示す赤外線を人工衛星が探知したと発表しています。前回お伝えした機体の状態やエンジントラブルの可能性の有無、そして事故機から緊急事態の通知がなかったことからも通常の墜落事故とは考えられないという見方が強まっています。

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