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今月7日以降、韓国で隔離されていた謎の肺炎を見せた中国国籍の女性に関して、武漢市で相次いで見つかっている新型コロナウイルスと関連がなかったとして先日退院していたことが明らかになりました。

韓国メディアSBSによると、疾病管理本部はソウルの病院で隔離治療を受けていた36歳の女性に関して、武漢市で集団発症した新型コロナウイルスと女性の肺炎の症状が異なるなどと経過観察を中断し退院させる決定をしたと報じています。

국내 '원인불명 폐렴' 증상자, 중국 폐렴과 무관 | SBS 뉴스

この女性は昨年2019年12月13~17日の日程で韓国から中国に出張で職場の同僚一人と一緒に武漢市を訪れていました。中国メディアは12月12日に初めて新型コロナウイルスの発生が発表していました。。
女性は発症者が目立つ武漢市にある海鮮市場『華南海鮮城』には一切訪れてはおらず、動物との接触もありませんでした。その後、12月17~25日は韓国に滞在し、26~30日には再び中国の『厦門』というところに出張し、その後韓国に再入国していました。



その後風邪の症状を見せ年末から年始にかけ病院に2度訪れ、2度目で肺炎が確認されその後中国で発生した謎の肺炎に関連があると判断され隔離されていました。入院したのは2020年1月7日以降です。


この女性に関してはインフルエンザやコロナウイルスなど9つの呼吸器ウイルスを検査したところすべて陰性でした。その後、追加でSARSやマイコプラズマ肺炎など8つの検査を実施するとしていたものの結果がでるには1週間はかかるなどとしていたのですが、結果が出たのかは定かではないものの1月11日時点で既に退院しています。
ちなみに今回の隔離解除については汎コロナウイルス検査の結果から中国で発生した新型コロナウイルスとは異なるという結果が出たとしており、具体的にどのようなウイルスが原因で肺炎を引き起こしていたのかは記載されていません。

中国で各地で肺炎が広まりを見せていると言われており、中国では今後旧正月(春節)を迎え多くの人が公共交通を利用し移動することで新型・既存のコロナウイルスの感染が拡大する可能性が危惧されています。