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アメリカのシエラ・テクニカル・サービシズが開発を進めてきた世界初と考えられるステルス空中標的機に関して先日搭載されたエンジンテストが終了したと発表しています。この機体は敵の第5世代戦闘機を想定したもので、軍における対ステルス機の各種試験に用いられることが予想されています。

カリフォルニア州サクラメントに本拠を置くシエラ・テクニカル・サービシズは今後の飛行試験に先立って第5世代空中標的機(5GAT)のデモンストレーターにおけるエンジン運転試験を完了したと発表しています。

Stealthy UAS Unveiled For USAF Target, Loyal Wingman Needs | Aviation Week Network

記事によるとこの機体は2017年3月より開発を始めたもので、近年高まるステルス航空機の驚異を代表するような設計が施されており、機体を用いることで空軍における対ステルス機への空対空ミサイルの試験以外も、陸軍における地対空ミサイルや各種パイロットや地上でのトレーニングに使用されるとしています。

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機体は全長12.2m、翼幅7.3m、燃料搭載時の機体重量は4350kgで従来の滑走路から離着陸可能な無人機となっています。搭載されたエンジンは訓練機T-38から流用したアフターバーナー搭載のJ85を2基搭載しています。機体は95%が非金属である炭素繊維により構成されています。

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当初2019年6月の初飛行を目指し開発が進められていたものの、現在の予定では2020年初頭にも実施予定としています。

現在米軍ではこのようなジェット機タイプの空中標的機は元々有人機として運用されていたF-16戦闘機を無人機に回収したものが使用されていました。しかし機体はそのまま第4世代戦闘機となっており、今後各国で導入が進められるステルス戦闘機におけるトレーニングでは不十分と考えられていたそうです。


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