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アメリカの民間企業スペースXは現地時間19日、有人宇宙飛行の打ち上げを目指し実施された打ち上げ脱出システムの試験に成功したと発表しました。今回の試験成功を受けて今年中に有人打ち上げが実施される可能性が示唆されています。

米国東部時間19日10時30分フロリダ州にあるケネディ宇宙センター第39発射施設からスペースXの宇宙船クルードラゴンの脱出システム試験を行うためのファルコン9ロケットが打ち上げられ一連の試験は成功したと報じています。



打ち上げ脱出システムの試験は今後スペースXが国際宇宙ステーションへ宇宙飛行士を打ち上げるための重要な試験の一つです。

今回の打ち上げでは打ち上げから1分25秒後に第1段エンジンをすべて停止。この時点で空力抵抗が最も大きくなる最大動圧点(max Q)となり1分26秒後には打ち上げ脱出システムが作動しクルードラゴンに搭載したスーパードラコが燃焼開始しています。

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映像ではクルードラゴンがファルコン9ロケットから離脱する様子が映し出されておりスーパードラコの燃焼に伴う光の点も確認できます。

その後1分37秒付近でロケット本体が爆発します。この爆発については事前に想定されていたものでクルードラゴンが切り離されたため制御を失い爆発したとのことです。ファルコン9ロケットの上段、つまり第2段部分については爆発後も正常だったとしており、海に激突するまで生き残ったと表現されています。

クルードラゴンについてはパラシュートの展開も正常に行われたとしており、NASAおよびスペースXの担当者は一連の試験は「ほぼ完璧だったと」と評価しています。今回の打ち上げに伴う最終的な評価については数週間時間を要すると考えられています。

今後の予定

クルードラゴンに関する次の試験はクルードラゴン宇宙船6号機を使用したDM2が予定されています。DM2は今年の第一四半期までに実施を予定しており、2人の乗員を乗せ国際宇宙ステーションに向かい2週間の有人飛行になる予定で、スペースシャトルが退役した2011年以降途絶えていた米国からの有人打ち上げとなる可能性があります。
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