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先日、航空宇宙そして軍事大手のボーイングが開発した宇宙船スターライナー(CST-100)が打ち上げられたものの、国際宇宙ステーションへの打ち上げは失敗し短時間で地球に帰還することになりました。その後この宇宙船を分析したところ、搭載されたエンジンが故障するなどトラブルがいくつか見つかっていると報じられています。

ロシアの宇宙ニュースサイト『Космическая лента』によると、先月20日に打ち上げられたボーイングの宇宙船スターライナーに関して、事実上の試験失敗となった宇宙船内のミッション経過時間を誤って刻み始めたタイマー問題以外も、推進系の複数のエンジンに関して故障するなどトラブルが発生していたと報じています。

В ходе первого орбитального полета Starliner испытывал проблемы с двигательной установкой

記事によると、スターライナーには4つの脱出用エンジンに加え、28基の方向制御用エンジンと20基の軌道修正用のエンジンが搭載されているのですが、NASAの情報源としてArsTechnicaが報じたところによると、打ち上げれたスターライナーについて飛行中に宇宙船のサービスモジュールに搭載された8つ姿勢制御用のスラスターが1つのポイントで故障し、1つのスラスターについては全く使用できなかったとしています。詳細は不明なのですが、4つのエンジンに燃料を送り込む1つのマニホールドを解除しなければならない事態に陥った。推進系システムの再加圧を試みたものの圧力は上がることはなかったとしています。また、今回のトラブルでスラスターの一部は設計された燃焼回数を超えた点火が行われていたとしています。

このようなトラブルは「打ち上げ後、タイマーの問題が発生したことで多くの推進系のシステムに過剰な負荷が生じた」としており、「エンジンの故障を防ぐため予防措置としてミッション中に13基のエンジンをオフにし、1個を除くすべてのエンジンを再度入れ直した」としています。

国際宇宙ステーションへの飛行ができなくなったスターライナーのミッション失敗に関しては、タイマーの問題で姿勢制御を行う推進系エンジンが過剰燃焼したことで燃料不足となったとされているものの、記事では燃料不足ではなくエンジントラブルがそもそもの原因だと主張しています。これについてはボーイング側は否定しているとのことです。

今回の試験失敗についてはミッション経過時間を測定するタイマートラブルで異常燃焼実施されたことで姿勢制御系のエンジンに過剰な負荷がかかり故障したということで間違ありません。ただ、そのような状況下でも故障しないように設計しなければならないものが故障したとなれば潜在的な欠陥があるとみてよい考えられます。

*抄訳したものを掲載しています
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