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来月2日、僅か2週間あまりで建設を目指し現在工事が進められているのは新型コロナウイルス感染患者を収容する事実上の隔離病院として機能する新病院です。ベッド数1000床規模とされていおり、突貫工事であることは間違いないのですが、実は過去にも同様の病院を建設していたことがあると報じられています。

国内外メディアによると、武漢市に建設されるのは2万5000平方メートルの敷地にベッド数1000床という規模の病院です。1000床という規模について地域にある病院とどのくらいの差があるのか調べていただくとわかるのですが、この規模の病院を2週間未満の来月2日に竣工するとしています。

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規模と期間から想像すると野戦病院のような、プレハブ程度の簡易的な施設になることは間違いないのですが、実はこのような病院を建設するのは今回が初めてではなく、2003年に中国で流行した同じくコロナウイルスが原因のSARSでも造られていたといいます。

これは小湯山医院(Xiaotangshan Hospital)と呼ばれるもので、当時中国北京市の郊外にわずか1週間あまりで建設していたとされています。
小湯山医院
こちらが2003年に建設された小湯山医院(北京小湯山指定医院)です。具体的にどのような規模だったのか紹介すると、病院に派遣された医療スタッフは軍医療(武装警察部隊も含む)です。解放軍軍医大学や済南軍区総医院などから派遣されたもので、合計で1383人が働いていたとされています。

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施設については一般的な病院と同じような機器が導入されているのですが、異なるのは患者らが病院の中に隔離されているものの比較的身動きがとれることにあると考えられます。上の写真では患者らがトランプで遊んでいたり外で運動をしています。ただし、これらの患者は何れも回復傾向にあった人達とのこと。

小湯山医院

小湯山医院
小湯山医院は51日にわたり患者の治療を行い、この間受け入れた患者数は680人。672人が回復し8人が死亡したとしています。中国の記事ではSARSに感染した医療スタッフはいなかったとのこと。

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こちらの写真は閉鎖後に撮影されたもので、手前に映っているのは安全監督指導弁公室主任の焦衛紅氏。

この手の病院を建設する最大のメリットは病人を一箇所に集めることができる点です。通常の病院ではコロナウイルス以外の患者も入院しており、生命力の弱い患者や疾患を抱えた患者の出入りが必ずあります。このような人は感染した場合は健康な人よりも高い確率で死亡することが知られおり、他の患者への感染を防ぐことができるという点でも野戦病院的な施設は非常に有効だと考えられます。

Photo:SARS撃退14周年 写真で振り返る忘れがたい瞬間_中国網_日本語

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