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武漢市を中心に拡大している新型コロナウイルスに関して、中国の衛生部は感染拡大に至る伝播に関して、新たにエアロゾルという空気中に漂う微小粒子による感染が含まれる可能性があると発表しました。

BBCによると、2月8日上海で開かれた中国保健部の記者会見で、健康及び伝染病予防の専門家の話として、新型コロナウイルスの人人感染に関して直接感染及び接触感染に加えて、新たに『エアロゾル感染』も含まれることを確認したと報じています。

武汉肺炎:中国确认新冠病毒经空气通过气溶胶传染 - BBC News 中文

このエアロゾル感染(伝播)とは、水分または水分を含まない微粒子が空気中に漂いエアロゾルを作り人間が吸引することで感染を引き起こすものです。エアロゾルと飛沫の違いについては『距離だ』としており、飛沫と接触感染は何れも感染者から近距離で伝播するものの、エアロゾルは空気中に漂い長距離を移動するため非接触感染のリスクが高まるとしています。


予防対策の専門家の話として、今後の新型コロナウイルスの予防措置として家族にコロナウイルスの感染の疑いがある患者がトイレを流す場合、トイレの蓋を忘れずに閉じることを勧めると話しています。この措置により空気中のエアロゾルの濃度を大幅に減らすことができるとしています。新型コロナウイルスに関しては人体の排泄物にも含まれていることが確認されており、そのような措置が望ましいとしています。

中国では既にエアロゾルによる感染例として内モンゴル自治区で排泄物によるトイレの配管と考えられる何らかの経路で上の階の住人に新型コロナウイルスが感染した事例報告されています。また同じコロナウイルスであるSARSについてもアパートの住人328人が集団感染するという例が報告されておりこちらもエアロゾルによる感染が疑われていました。



上海市では現在、特に家族間の集団感染予防の意識を高めるよう促されているとしており、家庭内では75%に薄めたエタノールもしくは塩素系消毒剤を使いドアノブ、テーブル、椅子、便座クッションなどを毎日消毒することを勧めるとしています。
エアロゾル及び接触感染を防ぐため、新型コロナウイルスの感染が疑わしい症状がある人からの体液や排泄物との接触を避けることと、個人の日用品の共有を避けること。また食事では箸などで食べ物を共有せず、できるだけ早く食べ、会話などはできるだけ少なくすることとしています。
個人における感染拡大を防ぐポイントとしては、食事の前後に流水・石鹸・手の消毒剤で手洗いを行うことや咳やくしゃみをするときは口や鼻をティッシュで覆うことを勧めています。

*2020年2月9日14時タイトル・記事内容一部変更
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