image53

先日中国上海市の保健当局者が微粒子、エアロゾルにより新型コロナウイルスにより感染するなどと発表したことに関して中国国家衛生健康委員会はエアロゾルで伝播するという証拠は確かではないと否定的な発表を行ったと報じられています。

簡単にまとめると
  • 現時点でエアロゾルによる感染例は報告されていない
  • 汚染された排泄物を流す過程でエアロゾルが発生する場合がある
  • 便器の蓋を締め水を流し、長期間使用しない場合は消毒が望ましい
韓国メディア聯合ニュースによると、今月8日上海市保健委員会の上海疾病・感染管理センター局長らが記者会見を開き「新型コロナウイルスがエアロゾルで伝播・感染する」という趣旨の発表を行いました。
この発表に関して中国国家衛生健康委員会は中国版ツイッターこと『微博』の公式アカウントを用いて「まだ新型コロナウイルスがエアロゾル及び糞便を介した経路で伝播されるという証拠は確かではない」と発表したと報じています。

いったいどういうことなのか。具体的な内容として「新型コロナの主な感染経路は現在まで、呼吸器官を通じた飛沫感染及び接触によるものだ」「感染症研究調査を通じて最も多く現れた感染事例は近距離で密接な接触があったとき」と説明しています。
そして、「エアロゾルとは空気中に浮遊している途中の水分が蒸発して、タンパク質と病原体で構成された核がしぶきの形で遠距離まで飛散し感染を起こすこと」とし「現在は、このような形態の感染は確認されていない」と付け加えたとしています。
また「新型コロナは、呼吸器を介して飛沫により感染がされるものの、この飛沫は短い距離だけ影響を与えるだけで長距離は移動できない」「そのために、毎日窓を開けて換気することが感染リスクを低減与える」と予防法を紹介したとしています。


糞便を介した感染に懸念に関しては「新型コロナウイルス感染確定患者の糞便から新型コロナ病原菌が検出された」と認めており「糞をした後、トイレで水を流す場合はエアロゾル感染が起こることが考えられ、便器のフタをよく閉め後に水を流す必要がある」と説明しています。またトイレなどの下水管などを通じた糞便感染に関しては「可能性が非常に小さい」としたうえで、「しかし、トイレを長時間使用しないときは下水道管を消毒したほうがいい」と勧告。「トイレ下水道管が金属の場合は、接触を避けなければならず、PVC(ポリ塩化ビニル)管では(感染の)大きな問題はない」と付け加えたとしています。


つまり、現時点での感染例は何れも接触及び飛沫による感染だけが確認されているとしており、エアロゾルという空気を伝い長期間を移動した感染例は報告されていないとしています。したがって、隣の病室に院内感染したり、感染者がいたマンションやアパートなど接する機会が少ない環境での感染報告はないということになります。



一方で、内モンゴル自治区ではほとんど外に出歩いたことがない男性が感染した下の階の住民から感染したという特異事例があったと報告されている件については、こちらの記事内で「一部でトイレで発生したエアロゾルによる感染が疑われる」としているもので、確定された感染ではないという表現が用いられています。

今回の発表ではトイレで新型コロナウイルスを含むエアロゾルが発生する可能性については中国国家衛生健康委員会も認めており、エアロゾルによる感染は発生することはないと否定していません。
このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!