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地上10,000m付近を高速で飛行する旅客機。搭載したエンジンが全て停止すれば後は落ちるだけになるのですが、最近、片側のエンジンが停止した事故に関して2例でパイロットが飲み物をこぼしたことが原因で発生していたことが明らかになりました。

FlightGlobalによると2020年1月21日に発生した飛行中の旅客機のエンジンが停止した事故2019年11月9日に同じく飛行中の旅客機のエンジンが停止した事故に関して、その両方でパイロットがコックピットで飲み物の飲みこぼした液体が中央の制御盤に入り事故に繋がっていたと報じています。

A350 engine shutdown incidents linked to cockpit drink spills | News | Flight Global

事故について2020年1月に発生したのはデトロイト発ソウル行のデルタ航空機エアバスでは最新鋭の期待であるA350-900で発生しており、エアバスやエンジンを開発しているロールス・ロイスによると、飛行中にエンジンが停止した事故について、停止する15分前にパイロットがこぼした飲み物が中央の制御盤に落ち、エンジンの制御する電子パーツに達したことで結果的にエンジンが停止する事態に陥ったといいます。停止したのは右エンジンで再始動を試みたもの動作せず、トラブルにより進路を変更しアラスカ州のフェアバンクス国際空港に緊急着陸することになりました。


もう一つ2019年11月9日に発生した事故については、同じくエアバスのA350-900で発生した事故で、こちらもパイロットが飲み物をこぼしたことでエンジンの制御を行う電子パーツに達しエンジンが停止しました。この機体については運行会社が明かされなかったとしてるものの、韓国のアシアナ航空でソウルとシンガポール間を飛行していたものと記載されています。
同じく右エンジンが停止する事故に繋がったものの、停止したのは飲み物をこぼしてから1時間後に発生しました。その結果、空中でエンジンの再始動は行うことができず迂回を余儀なくされたものの安全に着陸することはできたといいます。その後、地上でエンジンの再始動を行ったところ正常に動くことは確認できたとしています。

今回の事故を受けて、液体で故障しないよう統合制御パネルと電子エンジン制御を含むシステムの交換が行われたといい、関係する機体についてはその他のコンポーネントの検査も合わせて実施されたとしています。

現在この手の乗り物は現在機械式ではなく電子式の制御が行われているものがあり、例えば車や電車などでも既に普及している技術と考えられます。
一方で液体等には弱いということは安全性が極めて重視される旅客機でも発生してることを考えると、私達が普段利用する乗り物でもドリンクホルダーに入れた液体や雨の水滴など何かの液体が原因で電子機器を破壊・劣化させ異常な動作をさせてしまう事故が発生することはゼロではないと考えられます。
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