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新型コロナウイルスの大規模な感染拡大が確認されている韓国。現在大邱市という街で特に多くの感染者が確認されているものの、現在分かっているだけでこの街では7割の感染者が新興宗教団体に関連していたことが明らかになりました。

韓国メディア『ニューシス』によると、韓国南部に位置する大邱市(テグ市)地域における新型コロナウイルス確定者2569人のうち、73%にあたる1877人が新興宗教団体『新天地イエス教会』に関連があることが分かったとしています。

대구환자 73% '신천지 연관'…확진 3526명·사망 18명 :: 공감언론 뉴시스통신사 ::

新興宗教団体『新天地イエス教会』については韓国では感染者が非常に低く抑えられていた頃、31番目の確定者となった61歳女性がこの信者で大邱市にある宗教団体の施設(教会)に集団礼拝に参加した結果、スーパースプレッダーとなり爆発的な感染拡大が発生したと言われています。

この女性以外にも複数の感染者がいたと考えられる規模になっているのですが、記事によると、大邱市で明らかになっている感染者のうち73%、1877人がこの新興宗教団体に属するか関連しており、現在市内で検査が進められている残りの690人についても相当数が新興宗教団体の感染者から見つかる可能性があるとしています。

韓国では3月1日午前時点で3526人の感染者が発見されていることから大邱市と新興宗教団体の感染者で大半を占めているということはほぼ間違いありません。また大規模な検査体制を敷いており3万2422人の検査結果が待たれており、検査を受けた61,037人は陰性だったとしています。

一方で大邱市以外の地域では釜山市が81人(内宗教団体8人)、ソウルが82人(4人)など既に市中感染が疑うレベルの感染者数となっており、渡航には注意が必要になってくると考えられます。