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日夜降り注ぐ大小様々な隕石。その多くは流星で見られるようなチリなです。一方で、地球上には77億人以上いるものの隕石が原因で怪我をしたり死亡する例は極めて稀です。そんな隕石について、実は今から1万3000年ほど前に人類の居住地付近に落下し、この地域を一掃していたことが示唆される研究が報告されています。

カリフォルニア大学の研究グループによると、シリア北部ユーフラテス川沿いで古代の遊牧民族が定住し作物を作り始めていた時代の遺跡が見つかったものの、居住地の建築材や動物の骨が極めて高温で熱せられた痕跡が確認されていました。

Fire from the Sky | The UCSB Current

遺跡は今から12800年ほど前の人類の痕跡として、家屋や食料、道具なども発見されていたのですが、合わせて当時の人類が作ることができなかったガラス状の物質が発見されていたといいます。この物質を研究したところクロム、鉄、ニッケル、硫化物、チタン、白金やイリジウムを豊富に含む鉱物が確認されました。

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記事によると、このような物質は「宇宙を原因とする非常に高温の環境で作られる証拠を表している」と話しており、当時、この居住地に隕石が落下し地域が一掃された可能性が高いと主張しているそうです。
今回発見された物質の推測として、現在の乗用車を1分ほどでドロドロに溶かすほどの高温だったとしており、このような温度を生み出せるのは当時の文明を考えても隕石の落下しか考えられないとしています。

▼発見されたガラス状物質
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また、この隕石は元々は地球に落下した彗星や小惑星の一部が上空で爆発しこの地にも落下した可能性があるとも説明しており、この時代、最終氷期が終わり温暖化が始まった頃から急激に寒冷化に戻った1万2900年前から1万1500年前にかけて北半球の高緯度で起こったヤンガードリアスというと呼ばれる期間に関係がある可能性があるとも指摘しています。

もちろん今回の発見が隕石が原因とする可能性は確定されたものではないのですが、隕石が落下した可能性が強く疑われる大きな発見となったことは間違いありません。
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